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2011年 6月 15日 [ イベント ]
No.510-1:今夏、南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2011開催!
「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2011」が8月18日(木)~30日(火)、南砺市・井波別院瑞泉寺の境内を会場に開催される。海外10カ国の木彫刻家10名、国内2名、県内3名と地元1グループが参加。原木から作品完成にいたるまで、野外での公開制作となっており、各国の民族、伝統、文化に触れ合い、国際理解を深められる13日間となる。
●瑞泉寺の境内に槌音響く……民族性豊かな木彫刻作品を公開制作・展示
「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2011」が8月18日(木)~30日(火)、南砺市・井波別院瑞泉寺の境内を会場に開催される。同キャンプは、“木彫りを通して世界をつなぐ”をテーマに、旧井波町時代の平成3年から4年に1回開かれており、今回で6回目。井波彫刻発祥の地、瑞泉寺が会場となるのは初めて。
今回は、ハンガリー、ブルガリア、チリなど海外10カ国の木彫刻家10名、国内2名、県内3名と地元1グループが参加する。原木から作品完成にいたるまで、野外での公開制作となっており、各国の民族、伝統、文化に触れ合い、国際理解を深められる13日間となる。作品の出来を競い合うコンクール方式ではなく、招待作家や見学者が交流し、異なる伝統・文化に触れられるキャンプ方式となっているのが大きな特徴だ。
制作に使われる丸太は、長さ約1.8m、直径約50cmのクス材。木彫刻家がチェーンソーや槌、のみなどを巧みに使って、思い思いの形に仕上げていく。見学者は木の香りを楽しみ、木彫刻作品の制作行程を間近で見学しながら、その醍醐味と感動が味わえるだろう。明徳元年(1390)に創建された瑞泉寺は、北陸随一の大伽藍を誇る古刹。井波彫刻の粋を集めた歴史的木造建造物と木彫刻作品のコラボレーション、アートを通した異文化の交流に感性も刺激される。なお、公開制作は8月19日(土)~27日(土)。公開展示は8月28日(日)~9月4日(日)、制作会場(瑞泉寺境内)にて。9月7日(水)~18日(日)には井波総合文化センターで屋内展示会が行われる。
●ギネスに挑戦! 目指せ621M、参加者募集!
会期中には、世界一長い木製ベンチの制作に挑戦する「ギネスに挑戦! 目指せ621M」<8月28日(日)>や、キャンプ会場・井波をモチーフにした「絵を描くコンクール」<18日(木)~28日(日)>、「フォトコンテスト」<18日(木)~9月30日(金)>、吟行して投句箱に投函する「いなみウォーキング俳句会」<8月27日(土)>、南砺の食材を中心に使い、海外作家の出身10カ国の家庭料理を作って味わう「世界の食文化交流」<21日(日)>、彫刻刀などを使って手軽に作品づくりに挑戦できる「木彫刻体験」<19日(金)~30日(火)>などのイベントも予定されている。
「ギネスに挑戦! 目指せ621M」は、瑞泉寺前の八日町通りと本町通りに長さ621mのベンチを作成し、世界一に挑戦するイベント。現在の記録はポーランドでの613mで、今年は旧井波町開町621年目にあたることから621mを目指す。ベンチには、南砺市利賀産のスギの間伐材約650枚(長さ2m、幅30cm、厚さ3cm)を使う。当日はギネスブック社の記録認定員が来場し、新記録が達成されたときはその場で記録達成を宣言し、記録認定する。現在、ベンチ制作者の参加者を募集(4人1組先着30組)。中学生以上、代表者会議<7月31日(日)>への出席、インパクトドライバーを持参・使用する人がいることなどが条件。参加料は1チーム500円。6月25日(土)までに南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ実行委員会事務局へ申込みを。
南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ実行委員会事務局では、「世界各国の木彫り文化に親しめる貴重な機会です。平成20年の東海北陸自動車道全線開通後の初めてのキャンプとなります。また、町並みを美術館に変貌させ、会場を訪れた人々の目を楽しませる<寺のまちアート2011>も同時開催いたします。中京方面からどんどん見学に訪れていただきたいですね。8月8日(月)~20日(土)には、富山空港の1階ロビーに過去の木彫刻作品1点などを展示し、キャンプをPRします。ご期待ください」と話している。
問い合わせ
●南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ実行委員会事務局(南砺市井波総合文化センター内)
TEL&FAX.0763-82-5609
http://camp2011.city.nanto.toyama.jp