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2011年 3月 23日 [ トピックス ]

No.499-1:「マイの魔法と家庭の日」、インターネット配信スタート


家族のふれあいや絆の大切さについて意識啓発を図るオリジナルアニメーション「マイの魔法と家庭の日」(富山県企画・制作)。3月28日(月)からYouTubeにアップされ、インターネット配信がスタート。アニメキャラの立海家は、富山県の春の観光キャンペーン「家族で遊ぼう、富山。」にもイメージキャラクターとして登場。観光ポスターや県内の観光地を紹介した特設サイトで富山の魅力を伝えている。


●“魔法”は思いやりの心

 家族のふれあいや絆の大切さについて意識啓発を図るオリジナルアニメーション「マイの魔法と家庭の日」。3月28日(月)からYouTubeにアップされ、インターネット配信がスタート。2月から地元民放テレビやケーブルテレビで放映され、反響を呼んでいる。

 同アニメは、「とやま県民家庭の日」をPRするため、富山県が企画し、南砺市のアニメーション制作会社・(株)ピーエーワークスが制作した。(株)ピーエーワークスは、これまでに「true tears」や「映画 レイトン教授と永遠の歌姫」などを手掛けるなど、地方からアニメを発信している。アニメ制作は地方では異色のビジネスであるが、地域のバックアップがあり、同社は全国から注目を集めるほどのクリエイティブな仕事をしている。

 アニメの原案は、平成17年度の第40回「とやま県民家庭の日」作品コンクール・作文の部で、771作品の中から知事賞を受賞した、当時小学4年生の作品「月曜日は『家庭の日』」。

 あらすじを紹介すると、主人公の立海マイ(8歳)は、父(守、39歳:製薬会社課長)、母(ユキ、39歳:JA勤務)、兄(光、13歳)、祖母(ホタル、65歳)と富山で暮らす小学2年生。物語は、主人公マイの視点で語られていく。マイの通う学校の個別面談の日、そこで担任の先生に聞かされた言葉、「どうやら娘さんは受け継いだ魔法を使っていろいろなことを解決しているようですよ」といわれるところから始まる。ここで表現される“魔法”とは、自分の視点だけでなく、他者の立場に立って物事を考えられる思いやりの心のこと。そしてそれはお父さん、お母さんから受け継いだ大事な宝でもある。マイは、“魔法”を使って家族のそれぞれの気持ちを理解しようとする。一方、中学1年生の兄の光は、思春期の揺れ動く感情から生まれた「自分にしか見えない“存在”」と独り格闘する日々を送っている。そんな光の一番の理解者がお婆ちゃんのホタルである。こんな立海家では、家族の絆を深めるため、父の守が毎週土曜日を家族全員で決めたことを実行する「家庭の日」にすると言い出す。そんななか、母のユキに3人目の子どもが生まれようとして……。

 富山県厚生部児童青年家庭課では、「県では、子どもたちが心身ともに健やかに成長し、家族のふれあいや絆を深めることができるようにと、毎月第3日曜日を「とやま県民家庭の日」と定め、さまざまな施策を推進しているが、この「とやま県民家庭の日」をより一層知っていただくために、子どもから大人までどの年代にもわかりやすいようにと視覚に訴えるアニメーションを制作した。ぜひ家族でご覧いただきたい。公式サイトもあわせて見てほしい。また県内の保育所や幼稚園、小中学校などにはDVDを配布する予定」と話している。

●春の観光キャンペーン「家族で遊ぼう、富山。」のイメージキャラに

 立海家は、富山県の春の観光キャンペーン「家族で遊ぼう、富山。」にイメージキャラクターとして登場。観光ポスターや、県内の観光地を紹介し特設キャンペーンサイトで富山の魅力を伝えている。

 アニメーションのキャラクターと連動させた大々的な観光キャンペーンは初めて。2月下旬から3月上旬にかけて、東京(JR山手線主要10駅)、名古屋(名古屋駅内エクスプレスボード)、大阪(阪急梅田駅)の三大都市圏でポスターなどを掲出し、観光PRを展開してきた。名古屋駅内エクスプレスボードでは、縦2.1m×横7.3mの特大ポスターを掲出。チューリップ畑と立山連峰の景観が広がる「にゅうぜんフラワーロード」の写真とアニメキャラを組み合わせたポスターが駅を利用する人たちの目を引いた。

 特設サイトでは、県花チューリップをはじめ、富山、高岡・射水・氷見、立山、砺波・五箇山、黒部・宇奈月の各エリアのおすすめスポットを紹介。「県花」をクリックすると、マイが「富山は日本一のチューリップ王国! 栽培面積・球根出荷量が全国トップなんだ。」と話し言葉で画面に登場。マイのマメ知識として、チューリップ栽培の歴史や栽培に適した条件、全国トップの理由、富山生まれのオリジナル品種などについて紹介している。

 富山周辺おすすめスポットの「松川の桜」では「春、薄紅に染まる松川のほとり。遊覧船でのお花見はとても風流よ。」と母・ユキ。さくらの名所100選(日本さくらの会)に選ばれていることや、遊歩道沿いに彫刻作品が並ぶことなどを解説。高岡市の「国宝・瑞龍寺」では、「禅宗様建築をいまに伝える国宝。さすがに威風堂々としているよ。」と祖母のホタル。回廊をめぐらせた伽藍の特徴や薪能などの行事を紹介している。

 富山県観光・地域振興局観光課では、「これまで東京、名古屋、大阪でポスターの掲出などを行ったほか、アニメの聖地・秋葉原では、JR秋葉原駅にポスターの追加掲出をした。ポスターをもらえないかといった声も聞かれ、反響の大きさに驚いている。特設観光キャンペーンサイトをご覧いただき、ぜひ春の富山観光にお越しください」と話している。




問い合わせ
アニメーション「マイの魔法と家庭の日」について
●富山県厚生部児童青年家庭課
TEL.076-444-3136
FAX.076-444-3493
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1201/

「家族で遊ぼう、富山。」について
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/
http://www.info-toyama.com

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