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2008年 3月 5日 [ トピックス ]

No.342-2:『とやまの郷土料理レシピ集』発刊‐1名様にプレゼント!‐


 『とやまの郷土料理レシピ集〜ヘルスメイトが伝える富山の食文化〜』が、富山県食生活改善推進連絡協議会から発刊された。協議会設立35周年を記念した冊子で、県内に伝わる郷土料理や未来へ伝えていきたい新しい感覚の料理など58点のレシピをはじめ、協議会のあゆみ、健全な食生活のための「食事バランスガイド」などが紹介されている。

●県内全15市町村の郷土料理をクローズアップ

 『とやまの郷土料理レシピ集〜ヘルスメイトが伝える富山の食文化〜』が、富山県食生活改善推進連絡協議会から発刊された。協議会設立35周年を記念した冊子で、県内に伝わる郷土料理や未来へ伝えていきたい新しい感覚の料理など58点のレシピをはじめ、平成14年度から19年度までの協議会のあゆみ、富山県食育推進計画の3つのポイント、健全な食生活のための「食事バランスガイド」などを紹介。協議会では、食の安全・安心に関心が高まるなか、“富山型食生活”(美味しい米、新鮮な魚介、野菜など富山の食に着目した、栄養バランスのとれた食生活)や地産地消の推進などを図っていきたい考えだ。

 掲載料理は、「ブリと大根のあら煮」や「シロエビのかき揚げ」、「ニシンの昆布巻き」、「みょうが寿司」、「豆乳のブラマンジェ(柚子のマーマレードかけ)」など、県内15市町村の各協議会から推薦のあった郷土料理、新感覚の料理55点と、“食生活改善推進員(愛称:ヘルスメイト)が選ぶ富山の伝承料理”3点の合計58点。主食、汁物、主菜、副菜、その他(デザートなど)にジャンル分けし、1頁に料理1点ずつ、材料、作り方、ワンポイトアドバイス、料理の豆知識、1人分あたりの栄養量を写真付きで紹介している。15市町村のヘルスメイトが地元食材を使って実際に調理し、写真撮影したものを掲載したことや、各地の古老らに由来などを聞いて料理の豆知識などをまとめたことが自慢だ。

 ヘルスメイトが選ぶ富山の伝承料理には、「いとこ煮」、「かぶら寿司」、「べっこう」の3点が挙げられている。小豆や豆腐、厚揚げ、大根、里芋など、具だくさんの汁物・いとこ煮については、「富山は“真宗王国”といわれるように、浄土真宗の信仰が篤く、様々な仏教行事が受け継がれています。宗祖・親鸞聖人の命日には報恩講が行われ、寺や家々で聖人が好んだといわれる小豆を使った料理を作ります‥‥」と料理の豆知識で紹介されており、富山の歴史・風土が伝わってくる。

●富山型食生活の普及啓発を

 昭和47年に発足した富山県食生活改善推進連絡協議会は“私たちの健康は、私たちの手で”をスローガンに掲げ、現在、約4,100名の会員・ヘルスメイトが県内各地でボランティア活動を行っている。食生活の改善を中心とした健康づくり活動の充実や知識の普及啓発を目的に、「おやこ食育教室」、「三世代ふれあいクッキングセミナー」、「男性のための料理教室」、「低栄養予防食育講座」などを実施し、健康づくり、疾病予防などに成果を上げている。

 富山県では、平成18年に富山県食育推進計画を策定し、「富山型食生活の確立」、「家族そろった健全な食生活の実現」、「地域社会での食育の支援」という3つのポイントから施策を推進。協議会では、レシピ集を活用し、各地の三世代ふれあいクッキングセミナーなどで、“富山型食生活”の普及啓発に重点を置いた活動を行っていく考えだ。ちなみに『とやまの郷土料理レシピ集』はA4判68頁。非売品で協議会会員をはじめ、県内市町村や図書館などに配布中。

 富山県食生活改善推進連絡協議会の池部恵子会長は「富山の美味しい米や新鮮な魚介、野菜など地場産食材を使い、“おばあちゃんの味”として昔から伝わる郷土料理や、若い世代に好まれる新しい料理をつくってレシピ集をまとめた。レシピ集を活用しながら、食育アドバイザーとして、富山型食生活の普及啓発、健康で明るい地域づくりの輪を広めていきたい」と話している。

 なお、富山県食生活改善推進連絡協議会から「とやまの郷土料理レシピ集」を抽選で1名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「とやまの郷土料理レシピ集」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<3月9日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>



問い合わせ
●富山県食生活改善推進連絡協議会
TEL&FAX.076-431-6909

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