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2007年 4月 25日 [ トピックス ]
No.297-2:ボトルドウォーター「峡谷のいやし水」が黒部峡谷から誕生!-3名様にプレゼント!-
黒部峡谷・黒薙(くろなぎ)温泉から湧き出る温泉水と北アルプスの雪解け水をほどよくブレンドさせたボトルドウォーター「峡谷のいやし水」(500ml入りペットボトル:130円)が、富山地方鉄道グループの黒部観光開発(株)から商品化され、このほど販売がスタートした。
●宇奈月温泉の源泉・黒薙温泉の温泉水を活用
黒部峡谷・黒薙(くろなぎ)温泉から湧き出る温泉水を使ったボトルドウォーター「峡谷のいやし水」(500ml入りペットボトル:130円)が、富山地方鉄道グループの黒部観光開発(株)から商品化され、このほど販売がスタートした。
「峡谷のいやし水」は、宇奈月温泉の源泉となっている黒薙温泉の温泉水を北アルプスの雪解け水とほどよくブレンドさせたもの。弱アルカリ性で、いただくと、無臭で口当たりのよい味わいとなめらかな喉越しが印象的。じんわりと体に染み込んでいくような安らぎが感じられる。そのままストレートで飲んでもいいし、コーヒーやお茶、水割り、ご飯を炊くときなどにもちょうどいいという。
宇奈月温泉から約7km上流にある黒薙温泉は、泉温98度、毎分2,000リットルの豊富な湧出量を誇り、県内一の温泉郷・宇奈月温泉の湯量のすべてをまかなうほど。もちろん、黒薙温泉の湯にも使用されているが、まだまだ湯量に余裕があり、天然資源を有効活用するために「峡谷のいやし水」が商品開発された。黒薙温泉の泉質は弱アルカリ性単純泉(低張性高温泉)で飲用にも適しており、飲用としての適量や北アルプスの雪解け水とのバランスなどに考慮しながら開発が進められたという。
宇奈月温泉の旅館・ホテル、富山地方鉄道の主要駅自動販売機で販売しているほか、黒薙温泉のホームページでは、1ケース(500ml×24本入り)単位で注文を受け付けている。
なお、黒部観光開発(株)から「峡谷のいやし水」5本を1セットにして抽選で3名様にプレゼント。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「峡谷のいやし水」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<4月29日(祝・日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
●湯上がりに「峡谷のいやし水」で喉を潤す
間近に迫ったゴールデンウィークには、黒部峡谷へ。「峡谷のいやし水」の元となっている黒薙温泉に浸かり、心身をリフレッシュさせるのもいいだろう。黒薙温泉へは、唯一の足となる黒部峡谷鉄道に乗車。宇奈月駅からオレンジ色のトロッコ電車に揺られて約25分の黒薙駅で下車し、大自然の中に続く山道を600mほど歩くと黒薙温泉旅館に到着する。木造2階建の本館は100年以上前に建てられたもので、深山幽谷にある秘湯の趣を漂わせている。
黒薙温泉の歴史を振り返ると、江戸時代の正保2年(1645)に発見され、慶応4年(1868)に加賀藩によって温泉場として開湯を許可された。大正時代に電源開発用の鉄道敷設によって一般の利用が開始。大正12年(1923)には黒薙から宇奈月への引湯が始まり、翌年に宇奈月温泉が開湯している。黒薙温泉には古くから文人墨客が多く訪れ、幾多の詩歌を残している。詩人・田中冬二が昭和3年(1928)に黒薙温泉を詠んだ「ぢぢいとばばあがだまって湯にはいっている」ではじまる『くずの花』の詩は特に有名だ。旅館の内湯には冬二による詩の書写が石壁に刻まれている。
現在、旅館には大露天風呂、女性専用露天風呂、内湯が設けられており、大自然の景観を眺めながらの湯浴みが楽しめる。特に、黒薙川のせせらぎが間近に聞こえる大露天風呂は極楽、極楽。天然石を底に敷き詰めた豪壮なもので、無色透明な温泉がその天然石によってか、ブルーに見えるのが不思議だ。日中は山々を愛でながら、夜には満天の星空を仰ぎながら温泉に浸かっていると、心身が癒される。湯上がりには、「峡谷のいやし水」で喉を潤し、一息つくとしよう。宿泊料金は、朝・夕食付きで9,450円〜。大露天風呂・内湯のみの利用(大人500円、小人250円)もできる。
黒部峡谷鉄道は、4月20日(金)に鐘釣駅(宇奈月駅から14.3km)まで部分開通しており、例年より3日早く、28日(土)には欅平まで全線開通(20.1km)する。記録的な暖冬の影響で沿線には雪がほとんどなく、峡谷の春を満喫できそうだ。春は、ブナやミズナラなどの原生林の新緑が目に鮮やかな季節。若葉のすがすがしい香りを吸い込みながら仰ぎ見る峰々の残雪と新緑が織り成すワンシーンは感動の連続だろう。また、岩をかんで流れる黒部川は、エメラルドグリーンの神秘的な色をたたえており、ぜひ写真におさめたい。緑が濃くなる前の春の季節は、ニホンカモシカやニホンザルなどの動物も発見しやすいので、その出会いに期待しよう。
イベントでは、5月1日(火)にトロッコ電車の運転再開を祝い、黒部峡谷鉄道宇奈月駅前で黒部峡谷オープニングフェスティバル(黒部市の特産品販売など)、5日(祝・土)にはこどもの日プレゼント、19日(土)・20日(日)には黒部峡谷三色餅つき祭(よもぎ、きびなどの餅の振るまい)などが行われる。薫風に誘われて、宇奈月温泉と黒部峡谷を訪ね、富山の旅の思い出を深めてみたい。
問い合わせ
<「峡谷のいやし水」について>
●黒部観光開発(株) 宇奈月管理事務所
TEL.0765-62-1802
FAX.0765-62-1473
http://www.kuronagi.jp/
<「黒薙温泉旅館」について>
●黒薙温泉旅館
TEL&FAX.0765-62-1820
http://www.kuronagi.jp/
<「黒部峡谷鉄道」について>
●黒部峡谷鉄道・営業センター
TEL.0765-62-1011
FAX.0765-62-1724
http://www.kurotetu.co.jp/