トピックス

アーカイブ

2007年 4月 11日 [ トピックス ]

No.295-2:能越自動車道・高岡北IC〜氷見IC間、4月15日(日)開通


 能越自動車道の高岡北IC(高岡市五十里)〜氷見IC(氷見市大野)間の11.2kmが、暫定2車線で4月15日(日)に開通する。北陸自動車道、東海北陸自動車道などの高速道路へのアクセスがスムーズになり、中京、関西、関東の3大都市圏への所要時間が短縮。氷見ICから名古屋までは約3時間、大阪までは約4時間30分、東京までは約5時間30分で結ばれる。

●氷見から3大都市圏への所要時間が短縮!

 能越自動車道の高岡北IC(高岡市五十里)〜氷見IC(氷見市大野)間の11.2kmが、暫定2車線で4月15日(日)に開通する。能越自動車道は、小矢部砺波JCTから高岡市、氷見市などを経由して石川県輪島市にいたる延長約100kmの高規格幹線道路(自動車専用道路)。近年県内では、平成16年6月に高岡IC〜高岡北IC間の4.5kmが開通しており、これまでに合計56.5kmが供用されている。高岡北IC〜氷見IC間は無料化が決まっており、これまでの高岡IC〜高岡北IC間と合わせて、無料区間は15.7kmとなる。

 今回の開通により、氷見市から北陸自動車道、東海北陸自動車道などの高速道路へのアクセスがスムーズになる。中京、関西、関東の3大都市圏への所要時間が短縮され、氷見ICから名古屋までは約3時間、大阪までは約4時間30分、東京までは約5時間30分で結ばれる。たとえば、朝、氷見漁港に水揚げされた新鮮な魚介を当日の午後早くに首都圏へ運ぶことも可能になるなど、人や物の移動、交流が大きく広がることが予想される。このほか、氷見市内では今後氷見北IC(氷見市稲積)、灘浦IC(氷見市宇波)の設置が決定しており、氷見ICと合わせて観光振興や企業進出などにも大きな効果があるものと期待されている。

 なお、今年3月には、氷見ICと中心市街地を結ぶ国道415号の鞍川〜大野間(鞍川バイパス)が開通しており、氷見ICの供用が始まれば、氷見漁港や中心商店街などと直線道路で結ばれることになる。中心商店街への集客や産業の活性化などに期待する声も多い。

●春風に誘われて氷見へドライブ! だるま型の朝日が見られることも

 能越自動車道で春の氷見観光へ。天然のいけすといわれる富山湾の北西部に面する氷見市の魅力として、まず海岸線からの眺望のよさが挙げられる。天候がよければ富山湾越しの立山連峰の景観が楽しめる。3,000m級の山々が海上に屏風のようにそそり立つ景観は世界でも希少とされており、ぜひ眺めたいところだ。また、4月下旬から8月にかけて日本海の水平線から昇る朝日も思い出に残るシーン。特に5〜6月上旬には、蜃気楼の現象によって朝日が四角やだるま型に見えることもあり、カメラマンの格好の被写体になっている。市内を流れる余川川に架かる新間島橋あたりがビューポイントで、気象条件がそろえば、美しい写真が撮れるだろう。このほか、市内には朝日山公園展望台や九殿浜遊歩道など、朝日の絶景スポットがある。氷見フィッシャーマンズワーフ・海鮮館(氷見漁港内)と氷見市観光案内所(JR氷見駅内)では、「今朝、朝日を見た」といえば、“朝日感動証明書”を発行してくれるのでぜひサービスを利用したい。夏と冬の朝日の写真を掲載した2枚組の証明書はコースターにもなるので、氷見の思い出をより深めてくれる。

 春といえば、暖かな季節の到来を喜ぶかのように咲く花も愛でてみたい。4月から5月上旬にかけて花を観賞できる「老谷の大つばき」(氷見市老谷)は、幹まわり3.87m(地上90cm辺り: 氷見市教育委員会 平成13年調査)のヤブツバキの巨木。樹齢500年とされ、3本の幹に分かれた姿は古木ならではの趣が感じられる。また、万葉の歌人・大伴家持が歌に詠んだ藤波神社のフジも見ごたえがある。5月中旬、鳥居の上まで咲き誇るフジの花の景観は圧巻だ。

 氷見の味覚を紹介すると、これからの季節におすすめしたいのが、定置網で漁獲される旬のマイワシ。体に7個ほどの黒い点が1〜3列あるため、“ななつぼし”とも呼ばれている。「氷見鰯」と呼ばれる干物のほか、コヌカ漬けなどがあり、火にあぶって食べると美味だ。海鮮館には、氷見鰯などの水産加工品や新鮮な魚介が威勢のよい掛声とともに販売されているので、のぞいてみたい。



問い合わせ
<「能越自動車道・高岡北IC〜氷見IC間、開通」について>
●国土交通省 富山河川国道事務所・調査第二課
TEL.076-443-4717
FAX.076-443-4718
http://www.hrr.mlit.go.jp/toyama/koho/kisya/070301/070301.html

<「氷見の観光情報」について>
●氷見市商工観光課
TEL.0766-74-8106
FAX.0766-74-8088
http://www.city.himi.toyama.jp/kankozyouhou/kanko.html
http://www.kitokitohimi.com/

コメント

その他のトピックス

ページの先頭へもどる↑