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1997年 6月 28日 [ トピックス ]
No.005-2:ビリヤードの世界チャンピオンをめざし、日本人でただ1人出場。
富山県婦中町のビリヤードのプロ選手、山本久司さん(31才)がアメリカで開催される「チャレンジ・オブ・チャンピオン大会」に日本人でただ1人出場する。同大会は世界のトッププロの中から選抜された8名によって競われるもので、これまでに日本人は1人しか出場したことがない。
同大会は7月23、24日、米国・コネッチカット州のカジノで優勝賞金5万ドル(600万円)をかけて争われる。出場する選手は、世界ポケットビリヤード連盟(WPC)の世界選手権チャンピオンなど、世界屈指の強豪に限られている。
山本プロは昨年、国内外の強豪が参加する全日本オープンローテーション選手権で優勝しているほか、全日本プロオープンでも日本人で最高の3位に入賞している。これらの大きな大会での活躍が認められ、WPCアジア連盟から推薦を受けて出場することになった。
20才の時からビリヤードを始めた山本プロは、同じプロの内山哲夫さんの経営する富山市内の「ビリヤードMVP」に勤務し、内山さんと共に練習に励んできた。この間、大阪に7年間武者修業に出ていたが、平成8年1月に富山に戻った。
「チャレンジ・オブ・チャンピオン大会」に出場する選手にはレベルの差はないといわれ、山本プロも十分に優勝のチャンスがある。日頃から山本プロをよく知る内山プロは、「彼はまだ世界の強豪からマークされていない分、有利だと思います。それにビッグ大会になるほど強いのが彼の持味なので、実力を発揮するのに願ってもない舞台だと思います」と、大きな期待を寄せている。
現在、山本プロは1日に4時間の練習を積んでいるが、日本人として初優勝して世界の頂点に立つのも夢ではなさそうだ。
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