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2005年 4月 6日 [ トピックス ]

No.190-1:日本海側有数の広域都市、新・富山市誕生!


●海抜0m(富山湾)から2,986m(水晶岳)までの標高差

 富山市、大沢野町、大山町、八尾町、婦中町、山田村、細入村の7市町村が合併し、新・富山市が4月1日に誕生! 人口は約42万人と県内の3分の1を占め、富山湾岸から県境の山岳地域までの面積は1241.85平方キロメートルと全国の市では4番目、県庁所在地では静岡市に次いで2番目の広さを持つ広域都市となった。
 海抜0m(富山湾)から2,986m(水晶岳)まで、神通川と常願寺川の流域に広がる新市は、高度な都市機能と、水と緑に恵まれた自然環境を活かし、「環境と創造のゆめ舞台〜あふれる活力と豊かな自然を支え合う躍動のまち〜」を将来像にまちづくりを進める。
 観光客にとって大きな魅力は、富山湾から立山連峰まで広がる大自然のもと、地域が育んできた歴史や文化、観光資源に出会えることだ。富山湾に面した富山市岩瀬は江戸から明治時代にかけて北前船の帰港地として賑わいをみせた湊町。北前船の廻船問屋の隆盛を偲ばせる土蔵が並び、近年では土蔵を使った賑わい創出の試みが始まっている。岩瀬浜駅と富山駅を結ぶJR富山港線は来年4月の開業を目指して路面電車化事業が進められており、モダンなデザインの超低床車両が導入される計画。富山市中心部を流れる松川といたち川は桜の名所。毎春、開花の時期にはチンドンの音色が桜並木にこだまする。全日本チンドンコンクールの舞台ともなる富山城址公園では、戦国時代の富山城主・佐々成政に焦点をあてた記念館建設の計画もある。
 その昔、富山湾で水揚げされたブリが通った「ブリ街道」に沿って南へ下ると、四季折々の峡谷美を見せる神通峡。神通川に沿って続く街道には石仏が各所にたたずんでいる。一方の大河、常願寺川に注ぎ込む和田川の上流部には満々と水をたたえる有峰湖が広がる。薬師岳の麓に広がる有峰湖の周辺には、ミズナラやブナの森が生い茂り、湖畔の自然散策も楽しい。


●四季折々の富山を彩る祭り・観光イベント

 新・富山市では、歴史ある祭りや、多彩な観光イベントが引き継がれる。まず全国からチンドンマンが富山に集結し、ユニークなパフォーマンスと郷愁のメロディーを奏でる「全日本チンドンコンクール」(富山エリア)が富山に本格的な春の訪れを告げる。小川に盃を浮かべ、和歌を詠み平安絵巻を繰り広げる「ふちゅう曲水の宴」(婦中エリア)、絢爛豪華な6基の曳山が坂の町を練る「越中八尾曳山祭」(八尾エリア)、湊町の威勢いっぱいのけんか山車が登場する「岩瀬曳山車祭」(富山エリア)、万葉時代の鵜飼いを再現する「売比河鵜飼祭」(婦中エリア)なども楽しみだ。
 夏には、じゃがいも掘り体験のできる「牛岳いもまつり」(山田エリア)、鎧甲冑姿の武者が町を練り歩く「佐々成政戦国時代祭」(大山エリア)、YOSAKOIのエネルギッシュな踊りが繰り広げられる「富山まつり」(富山エリア)などが目玉。
 秋は、全国から約20万人の観光客が訪れる「越中八尾おわら風の盆」(八尾エリア)が大きな魅力だ。坂の町に哀調を帯びた胡弓や三味線の音色が響くなか、勇壮な男踊り、優雅な女踊りが披露される。風の盆前夜祭では観光客も輪踊りに参加できるので、舞い踊ってみたい。
 冬には、イルミネーションが街路樹を彩る「とやまスノーピアード」(富山エリア)、巨大なかまくらやキャンドルが幻想的な世界を生み出す「立山山麓かまくら祭り」(大山エリア)、おわらやこきりこなどの民謡が披露される「越中八尾冬浪漫」(八尾エリア)といったイベントが雪で純白に染まった富山に彩りを添える。
 海から街、山まで、多彩な魅力を放つ新・富山市へ。新風に誘われて訪れてみてはいかがだろう。




問い合わせ

●富山市商工労働部観光振興課
TEL.076-443-2072
FAX.076-443-2184
http://www.city.toyama.toyama.jp

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