トピックス

アーカイブ

2006年 3月 22日 [ トピックス ]

No.240-1:「しゃべらんまいけ! とやま弁大会」−−とやま弁パフォーマー募集!


 とやま弁の魅力を次世代に伝えようと、「しゃべらんまいけ! とやま弁大会」が5月14日(日)、富山商工会議所などで組織する実行委員会によって開催される。出場者にとやま弁を使って公開スピーチやパフォーマンスを繰り広げてもらおうというもので、テーマは自由。現在、参加者募集中!

●とやま弁の使い手チャンピオンは誰?
 とやま弁の魅力を次世代に伝えようと、「しゃべらんまいけ! とやま弁大会」が5月14日(日)、富山商工会議所などで組織する実行委員会によって、北日本新聞ホールで開催される。富山県は、関西系と関東系の言葉が交差する土地。方言としてのとやま弁を、先人から受け継いだ貴重な文化としてとらえ、その魅力を再認識し、地域づくりの輪を次世代へと広げていくのが狙いだ。

 大会は、発表テーマとその内容がわかる5分程度の映像や音声で一次選考を行い、本大会出場者を決定。当日にとやま弁を使って公開スピーチやライブパフォーマンスを繰り広げてもらう。テーマは自由。「ふるさと自慢」や「とやま再発見」、「とやま弁のよさ」などを取り上げるのも一つのアイデア。優秀賞や特別賞、協賛社賞など多数の賞が用意されている。また、とやま弁の使い方や意味を解説する講座も予定されているので、ぜひ聴講したい。

 県外在住者、外国人も含め、どなたでも応募が可能。個人だけでなく、友人同士、親子、カップルなどグループでの参加もできる。とやま弁の漫才を繰り広げたり、孫とおじいちゃんの日常会話を題材にしたり、故郷を懐かしく思う気持ちをとやま弁に託したりと、アイデアを凝らしてどしどしご応募を。

 なお、参加希望者は、発表テーマとその内容がわかる5分程度の映像(ビデオテープ、DVDなど)や、音声(カセットテープ、CD、MDなど)を大会事務局(〒930-0083 富山市総曲輪2-1-3 富山商工会議所産業振興部「しゃべらんまいけ! とやま弁大会事務局」)へ。応募の締め切りは4月25 日(火)<当日消印有効>。参加賞として、応募者全員にとやまの名産品などがプレゼントされるのがうれしい。

 方言が育んできた豊かな文化や郷土愛などを見つめ直すきっかけとなり、とやま弁を富山のブランドのひとつとして全国へ発信できるようにと、関係者の期待も高まっている。

●外国語と思える響きもある、とやま弁
 さて、この機会にとやま弁を少し紹介してみよう。県外の人が聞いて驚く、とやま弁の代表格といえるのが、言葉の終わりに付く「○○○け」、「○○○○ ちゃ」など。「○○○け」は「○○○ですか」を表し、用例として、「今何時け?(いまなんじですか?)」、「あんたいくつけ?(あなたは何歳ですか?)」、「そんながけ(そうなんですか)」など。

 「○○○○ちゃ」は、「○○○○は」、「○○○○よ」などを表し、「これちゃ(これは)、なにけ?(なんですか?)」、「合格できていかったちゃ(よかったです)」というように使う。

 家族や人の呼び名では、あんま(兄)、おっじゃ(弟)、あんね(姉)、おっわ(妹)、おっか(かあちゃん)、たかのこ(年長・上)、あんにぁ(おまえ)、おわ(俺)、おとこめろ(おてんば)など。食べ物関係では、ごっつお(御馳走)、きときと(いきいきしている様子:きときとの魚)、とっぺ(豆腐)、んまい(うまい)など。

 うい(おなかがいっぱい、わずらわしい)、な〜ん(いいえ)、ずきに(すぐに)、しゃ(それ:しゃ何け)、や〜わ(いやだ)など、外国語なのでは?と思える響きを持つとやま弁もある。

 知らなかったら、思わず赤面しそうなとやま弁では、ちんとする(おとなしくする)、おちんちんかく(正座する)、だんこちんこ(高さが不揃いな様子)など。

 ここに挙げたとやま弁はほんの一例。県内でも東部、西部によって言い方が異なるものもある。富山を訪れ、土地の人と交流しながらとやま弁を直接聞き、富山の文化に触れてみるのもいいだろう。




問い合わせ
●「しゃべらんまいけ! とやま弁大会」事務局
(富山商工会議所産業振興部内)
TEL.076-423-1170
FAX.076-423-1114
http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/

コメント

その他のトピックス

ページの先頭へもどる↑