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2006年 2月 22日 [ トピックス ]

No.236-2:富山空港・国際定期便がますます便利に


 韓国・ソウル便、ロシア・ウラジオストク便、中国・大連便、上海便と、地方自治体が設置・管理する第三種空港で4つの国際定期便が唯一就航している富山空港。夏季ダイヤにより、各航空会社の増便やダイヤ見直しが行われ、国際線が大幅に充実する。
 また、韓国文化観光部と韓国観光公社が認証する優秀旅行商品に、韓国ロッテ観光開発(株)の富山県ツアーが選ばれた。

●韓国・ソウル便が週5便態勢に
 韓国・ソウル便、ロシア・ウラジオストク便、中国・大連便、上海便と、地方自治体が設置・管理する第三種空港で4つの国際定期便が唯一就航している富山空港。大きな話題として、夏季ダイヤにより、各航空会社の増便やダイヤ見直しが行われ、国際線が大幅に充実する。富山から海外へ、また海外から富山への利便性が向上することで、観光やビジネス面での誘客アップ、一層の交流が期待される。

 まず、ソウル便(運航:アシアナ航空)。現在、月・水(水曜夜間駐機分の出発は木曜)・土曜の週3便だが、火・金・日曜の運航に変更され、立山黒部アルペンルートの全線開通<4月17日(月)>に合わせて、4月15日(土)以降は水・土曜を加えた週5便態勢となる。

 ウラジオストク便(運航:ウラジオストク航空)は現在、月・水・土曜の運航だが、月・水・金曜に変更。4月30日(日)からは日曜も運航され、週4便となる。同便は定員20人の小型機ということもあるが、日本とロシアのビジネス交流の好調さを示すように、搭乗率は80%台を維持している。夏季にはビジネスに加え、観光客の需要増も見込めることから増便が決まった。大連便(運航:中国南方航空)は、運休していた木曜の便が復活し、月・水・木・土曜の週4便となる。

 昨年10月に就航した上海便は、これまでと同様に火・木・日曜の週3便態勢だが、上海出発時間が現在の午前7時20分から55分繰り下げられ、午前8時 15分発(現地時間)となる。午前7時20分発に乗るには上海市内の中心部にあるホテルを午前5時ごろまでに出発しなければならず、また免税店も利用できないことからダイヤの見直しを求める声が上がっていた。新ダイヤでは、上海発午前8時15分で富山着午前11時25分、折り返しの便の富山発が午後0時 15分で上海着午後2時15分となる。

 国際線の充実とともに、国内線の全日空東京便(1日6便)にも注目したい。4月から大型機のB777-200(418席)が1日3往復運航されることで、現在使用されているB767-300(279席)に比べて輸送量も大幅にアップする。また、運航時間も見直される。富山発の第1便の出発時間が現在の午前7時40分から午前7時に、羽田発の最終便の出発時間が午後7時から午後8時に変更されることで、東京での滞在にゆとりがうまれ、利便性が高まる。

●韓国ロッテ観光開発(株)の富山県ツアーが優秀旅行商品に
 韓国文化観光部と韓国観光公社が認証する優秀旅行商品に、韓国ロッテ観光開発(株)の富山県ツアーが選ばれたこともソウル便の増便とともに日本・富山への誘客の追い風となるだろう。優秀旅行商品の認証は、韓国国内の旅行業者(約6,000社)の旅行商品を対象にしたもので、今回は応募のあった185件の中から50件が選ばれた。認証された商品は1年間認証マークを付けて新聞広告などでPRすることができることから、韓国での富山県の知名度アップ、韓国からの誘客増加につながるものと期待されている。

 富山県ツア−は、「海外ツアー日本部門」の中で認証された7つの優秀旅行商品のうちの1つで、旅行商品名は“「アルプスと肩を並べる異国的風景」富山 アルペンルート、金沢&黒部峡谷4日”。3泊4日のプランで、第1日目がソウル・仁川空港から富山空港へ降り立ち、国宝瑞龍寺、高岡大仏、薬製造・販売の池田屋安兵衛商店を巡り、宇奈月温泉に宿泊、第2日目が黒部峡谷(鐘釣駅まで)、ゆのくにの森、兼六園、香林坊、金沢市内で宿泊。第3日目は立山黒部アルペンルート、富山市内宿泊、第4日目は富山空港からソウル・仁川空港へといったスケジュールになっている。

 富山県観光課では「立山黒部アルペンルートは世界的な山岳景観が楽しめると海外からの観光客に大変人気があり、特に韓国、台湾からのリピーターも少なくない。温泉、雪への関心も高く、スキーやグルメ、ゴルフを目的とする観光ツアーも注目を浴びている。あたたかな心、おもてなしの心をもって海外からの観光客を迎えたい」と話している。




問い合わせ
●富山県知事政策室総合交通政策課
TEL.076-444-4039
FAX.076-444-9656
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1003/

<「富山県ツアー」について>
●富山県商工労働部観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1302/

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