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2006年 2月 1日 [ トピックス ]
No.233-1:子どもの安全を守ろう! 不審者情報を電子メールで一斉に配信
富山県教育委員会は2月1日(水)から、不審者や学校行事、災害などの情報を電子メールで一斉に配信する「教育・安全情報のリアルタイム共有システム」の運用をスタート。各学校から保護者らの携帯電話やパソコンなどへ情報を配信するもので、児童や生徒の安全確保体制の充実などを図ることが目的だ。
●保護者などの携帯電話やパソコンへ
子どもを巻き込んだ痛ましい事件や事故のニュースが全国各地から聞かれるなか、富山県教育委員会は2月1日(水)から、不審者や学校行事、災害などの情報を電子メールで一斉に配信する「教育・安全情報のリアルタイム共有システム」の運用をスタート。緊急時などに学校から素早く情報を発信し、児童や生徒の安全確保体制の充実を図ることが目的だ。
このシステムは、県内の国公私立の小中学校、高等学校、特殊諸学校など、全372校を対象にしており、各学校の校内LANに接続する高速回線ネットワーク「教育ネット」を活用する。システムでは受信を希望する保護者のメールアドレスが事前に登録されており、各学校から教育ネットを経由し、保護者などの携帯電話やパソコンへ、情報を一斉に配信することで、リアルタイムな情報の共有が可能になる。
平成14年度から県内の一部の学校で先行して運用されていたが、県総合教育センターによって管理しやすいメールマガジンシステムが開発、設定されたことで、学校ごとの配信が可能になった。こうした県内すべての学校を対象としたシステム運営は全国の教育委員会では初めての取り組みとなる。
●地域の自治会や婦人会などへも配信
「本日正午、大雪警報が発令されましたので、5限で授業を終了し生徒を帰宅させます」、「修学旅行中の3年生は広島市の宿舎に到着しました。全員元気です」、「先日、案内のとおり、明日、10日午後7時よりPTA主催の研修会を開催します。万障繰りあわせのうえ、参加願います」・・・・・。配信情報は、学校行事や下校時間、不審者情報、PTA活動の連絡事項などで、学校ごとで判断し、記事をまとめ、保護者らに必要な情報を提供できるのがポイント。自治会や婦人会など、地域の関係者にも配信する。配信先が学年別、地域の防犯活動団体など、6グループに分けることができるのも特徴だ。他県の関心も高く、システム運営の予算などについて多くの問い合わせが寄せられている。
富山県教育委員会学校教育課では、「メール配信で登下校時や緊急時の安全確保体制のより一層の充実を図りたい。子どもの安全に対する地域の人々の協力意識の高まりも期待できる。個人情報の管理の徹底に努めながら、利用促進を図っていきたい」と話している。
問い合わせ
●富山県教育委員会学校教育課
TEL.076-444-3450
FAX.076-444-4437
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/3003/