食欲の秋到来。立山町の農村女性グループが設立したベンチャー企業「食養の杜とやま(たべようのもりとやま)」から、富山湾で獲れたホタルイカを使った「立山五穀押寿司」が新登場。また、10月8日(土)・9日(日)に富山駅北の親水広場で催される「とやまの味覚市」では、富山湾で獲れたベニズワイガニをはじめ、ます寿し、みょうが寿しなど、海山の幸が勢揃いする。

●ホタルイカと雑穀の醸し出す風味
　“幸福感を味わいながら、楽しく食事しよう”と食育や地産地消に取り組む、ベンチャー企業「食養の杜とやま(たべようのもりとやま)」。富山名産のます寿しに使われる曲物を器に使った「立山の薬ぜん五穀押し寿し」に続き、押し寿しのカットサイズ(70g)を4個セットにした羊羹風パッケージの商品(1本1,050円)が登場した。また、富山湾で獲れたホタルイカを使った「立山五穀押寿司」も開発された。

　立山の薬ぜん五穀押し寿しは、無農薬で栽培された五分付きの富山産コシヒカリをベースに、古代米(黒米)やもちきび、あわ、押しむぎなどの雑穀類を混ぜ合わせた押し寿し。シャリの上には、カボチャの種やくるみ、松の実、クコの実、黒大豆、めかぶ、黒ごまなどが盛り付けられている。これにホタルイカを加えた新登場の「立山五穀押寿司」は、食物繊維とミネラルが豊富な雑穀類と古代米のもちもちとした食感、ホタルイカの風味が絶妙な味わいを醸し出す。化学調味料や白砂糖を一切使わず、梅酢や米酢、りんご酢など、体にやさしいものだけを使っている点が大きな特徴だ。

　「おいしく味わっていただけるだけでなく、ビタミンB群をはじめ、ミネラルや食物繊維を豊富に含んだ機能性食品としての一面もあります。安心、安全な素材で体の生命力が活性化できるようにと願い、丁寧に炊き上げています。冷凍保存もでき、夜食やおやつとしても活用できます。ホタルイカの代りにシロエビを使った押寿司も考案中です」と食養の杜とやまの代表・松村文子さんは話す。コシヒカリや雑穀類、ホタルイカなど、富山産の食材をふんだんに使った「立山の薬ぜん五穀押し寿し」と「立山五穀押寿司」。県外への発送も受け付けているので、ぜひ味わってほしい。

　なお、食養の杜とやまから、「立山五穀押寿司」を3名様にプレゼント。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題をと明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。＜締切りは10月2日(日)＞（発表は発送をもって代えさせていただきます。）

●新鮮な海の幸、山の幸がずらり!　「とやまの味覚市」開催
　富山の味覚の話題をもう1つ紹介しよう。10月8日(土)・9日(日)、「とやまの味覚市」が富山駅北の親水広場で催される。富山湾で獲れたベニズワイガニをはじめ、ます寿し、みょうが寿しなど、海山の幸がずらりと並ぶ「たべもん市」や、新鮮な魚介と野菜でつくる「とやまの大漁鍋」などが企画されており、会場ではこだわりの味覚に舌鼓を打ったり、土産物を買ったりできる。また、ブリを素材にした“和の達人”実演試食コーナーや“洋の達人”実演試食コーナーも登場。海山の新鮮な幸がプロの手でどのように料理されるか楽しみだ。ステージでは、鵜坂鵜飼太鼓やYOSAKOIとやまの踊りが披露される。

　9日(日)、親水広場に隣接する富岩運河環水公園では「運河まつり2005」、富山駅北ブールバールでは「とやま駅北ムーブ2005秋」も開かれ、一帯はまつりムード一色となる。運河まつりでは、プレジャーボートを使って環水公園と中島こう門を行き来する運河クルーズが行われる。中島こう門は、昭和期の土木構造物では全国初の国指定重要文化財。ボート到着時にはこう門を開き、水位調整する場面が観賞できるので、お見逃しなく。このほか、カヌー初心者体験会やボート体験教室、スタンプラリーも実施される。「駅北ムーブ2005秋」では、ストリートライブをはじめ、オープンカフェ＆ネオ屋台が登場。パフォーマンスやバンド演奏が楽しめる。清々しい秋空に誘われて、10月8日(土)・9日(日)は富山駅北へ。




問い合わせ
●「立山五穀押寿司」について／
食養の杜とやま
TEL.076-464-2788
FAX.076-464-2787

●「とやまの味覚市」について／
とやまの味覚市実行委員会
TEL.076-443-2072
FAX.076-443-2184

●「運河まつり2005」について／
運河のまちを愛する会・運河まつり実行本部
TEL.076-432-3312
FAX.076-443-1612

●「とやま駅北ムーブ2005秋」について／
駅北ムーブ2005秋
実行委員会
http://ccis-toyama.or.jp/toyama/ekikitamove/