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2018年 4月 4日 [ イベント ]
No.851:春爛漫、うららかな日射しを浴びて、春は富山へ
●富山の春の風物詩、チンドンで心もウキウキ
チチンドドン、チンドン、チンドンと、チンドン太鼓にクラリネット、サックスが奏でる郷愁のメロディー。奇抜な衣装のチンドンマンの軽妙な口上に笑いの渦が巻き起こる……。今年で第64回目を迎える「全日本チンドンコンクール」が平成30年4月6日(金)~8日(日)、富山市中心部の富山県民会館、平和通り、グランドプラザなどで開催される。
同コンクールは、全国のプロのチンドンマンが技とアイデアを競う全国唯一のイベント。戦後復興を果たした昭和30年、市民の心に明るさを取り戻し、中心市街地に賑わいを創出しようと始まった。
4月7日(土)のコンクールの予選では、プロのチンドンマン32チームが4ブロックに分かれ、各チームのスポンサー企業・団体のPRを口上のテーマに、ステージで3分間演技する。そして、各ブロックの上位2チーム、計8チームが翌日8日(日)の本戦に出場。トーナメント戦で優勝チームが決定する。
「幽玄ちんどん夜桜流し」<6日(金)>や「オープニングセレモニー」、「中心市街地練り歩き」、「素人チンドンコンクール」、「チンドン衣装着付け体験」<7日(土)>などイベントも盛りだくさん。中でもプロ・アマのチンドンマン、ブラスバンドなど総勢200名以上が参加する「チンドン大パレード」(平和通り~グランドプラザ)は必見。繰り広げられるパフォーマンスが楽しみだ。
●雪の壁が続く、ダイナミックなシーン
標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界トップクラスの山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」。4月10日(火)に部分開通(電鉄富山~立山駅~弥陀ヶ原)、15日(日)に全線開通(電鉄富山~立山駅~扇沢~信濃大町)する。
この時期しか体験できないのが、「第25回立山・雪の大谷ウォーク」<4月15日(日)~6月22日(金)>。近年はアジアのみならず欧米の観光客にも人気が広がっている。室堂ターミナル手前の「大谷」は高さ20mに迫る雪の壁が続く絶景スポット。大谷は吹きだまりになっているため、特に積雪が多く、雪に埋もれた高原バス道路をGPSで確認しながらブルドーザーで少しずつ掘り進み、除雪することで「雪の大谷」ができあがる。青い空と雪の壁のシーンは圧巻!横に立つ人はもちろんだが、立山高原バスも小さく見えるほど。6月に入っても10m以上の雪の壁が残るというから驚きだ。
今年は25周年特別記念イベントとして、1stステージ「ようこそ!標高3,000m級の白銀世界へ~Nature編」<4月15日(日)~5月6日(日)>では、「立山・雪の大谷ウォークオープニングセレモニー」や「大迫力!巨大かまくら」、「大谷ゆきのスノーマン(中身は似顔絵キャンディー)販売」などが開催される。雪の上の遊歩道「パノラマロード」からは立山連峰を一望できる。
2ndステージ「さぁ、冒険の始まりだ!天空のSnow parkへ~Adventure編」<5月7日(月)~6月22日(金)>では、「雪の巨大迷路」や「雪の滑り台」、「佐々成政おもてなし武将隊パフォーマンス」などが楽しみだ。
これらのイベントが行われる5~6月はライチョウの恋の季節でもあり、みくりが池周辺のハイマツの茂みや岩の上でテリトリーを見張るオスを見かけやすい。ライチョウは、霊峰立山の「神の使い」とされ、保護柵の設置や、サポート隊の結成など先進的な保護活動により、生息数が全国的に減少する中、富山県では安定的に推移している。見かけたら、静かに見守ろう。
●春の砺波平野にチューリップ薫る
富山に本格的な春の訪れを告げる「2018となみチューリップフェア」が、4月20日(金)~5月5日(土・祝)、砺波チューリップ公園(砺波市)をメイン会場に開催される。300万本のチューリップが咲き誇る国内最大級の花のイベント。誰もがチューリップの愛らしい姿に魅了されるだろう。
みどころを紹介しよう。「チューリップタワー」は公園のシンボルタワー。“チューリップ薫る 新たなステージへ”をテーマに、21万本のチューリップで描かれた「大花壇の地上絵」などを一望できる。インスタ映えしそうなチューリップの写真が撮れそう。メインゲートからの来場者を迎えるのが「イリュージョンアートガーデン」。チューリップの魅力にあらためて気付かされるアート感覚いっぱいの花壇だ。
「花の大谷」は、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」をチューリップで表現したスポットで、高さ4m、長さ30mのチューリップ回廊を楽しめる。会期前半では白いチューリップで雪壁を表現し、後半は色とりどりのチューリップで春の訪れを演出する。
ひょうたん池に設けられた「水上花壇」では、砺波で発案された水耕栽培の花壇を観賞。水面に色とりどりの花が映えるシーンを満喫したい。「オランダ風花壇」では、ダブルデッカー(2段植え)、トリプルデッカー(3段植え)などオランダ・キューケンホフ公園で見られる手法を取り入れた花壇が楽しめる。チューリップ以外の草花との組み合わせが目に新鮮だ。
通年を通してチューリップに出会える「チューリップ四季彩館」では、“バレリーナ”など香りのある品種を展示。さまざまな香りが楽しめる。切花品評会や皇室献上品種の展示も楽しみだ。
公園周辺では、チューリップ畑が広がる。チューリップファーム周遊バスも運行するので利用したい。
また、ホタルイカや、漁が解禁になったばかりのシロエビなど、富山湾ならではのごちそうも今が旬。春は富山で食の魅力も満喫しよう。
- 問合せ
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●富山商工会議所
TEL.076-423-1170
FAX.076-423-1114
●富山市観光政策課
TEL.076-443-2072
FAX.076-443-2184
http://www.ccis-toyama.or.jp/toyama/cin/top.html
「立山黒部アルペンルート」について
●立山黒部貫光(株)営業推進部
TEL.076-432-2819
FAX.076-442-3431
http://www.alpen-route.com/
「2018となみチューリップフェア」について
●チューリップ四季彩館<(公財)砺波市花と緑と文化の財団>
TEL.0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp/
●とやま観光ナビ
http://www.info-toyama.com/