県は8月8日(土)・9日(日)、長野県軽井沢町のアウトレットモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」で“「富山のさかな」PRイベントin軽井沢”を開催する。シロエビやホタルイカなどの水産加工品をはじめ、「越中富山幸のこわけ」、「富のおもちかえり」などの特産品を試食・販売。プラザ内の飲食店では県産の魚介類を使ったメニューを提供する。軽井沢で富山のさかなワールドへ。そして、新幹線で富山へ！

●北陸新幹線ですぐそこの富山へ

　長野県軽井沢町は、首都圏から夏季に多くの観光客が訪れる全国有数の高原リゾート地。北陸新幹線開業で軽井沢―富山間は約90分で結ばれた。PRイベントは、「富山のさかな」の魅力を発信し、認知度向上を図り、富山への誘客を促進することが目的だ。また、10月24日(土)・25日(日)に富山県射水市で開催される「第35回全国豊かな海づくり大会～富山大会～」や、昨年秋に「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟が認められた富山湾の魅力を紹介する。

　夏本番、全国から猛暑のニュースが聞こえてくるが、避暑地でショッピングを楽しんだあとは、PRイベントの特設ブースで富山の情報を収集し、新幹線でぐっと近くなった富山へ足を運んでみてはいかが。

　PRイベントは8月8日(土)・9日(日)の2日間(各日10:00～18:00)、軽井沢・プリンスショッピングプラザ「ニューイースト」中央スペースにて、「“うまさ、すぐそこ”さかなは富山」をキャッチフレーズに、約30㎡の特設ブースを設けて開催する。富山のさかなPRポスターやパネルを掲出するほか、パンフレットやフリーペーパー(るるぶ特別編集「とやま漁港めぐり」など)を配布し、ブリやホタルイカ、シロエビ、ベニズワイガニなど種類豊富な富山湾のさかなを紹介する。

　かまぼこをはじめ、シロエビやホタルイカなどの水産加工品、富山のお土産ブランド「富のおもちかえり」、「越中富山幸のこわけ」などの試食・販売もあるのでお土産にいかがだろう。

　「富山湾のブリ」記念撮影コーナーでは、雨晴海岸から富山湾越しに望む立山連峰の写真パネルを背景に、実物大のブリの模型を持って記念撮影ができる。模型は15kgサイズのブリを再現。FRP(繊維強化プラスチック)製で、重さは3kg。記念に撮影した写真をスマホやパソコンの壁紙に使って楽しんでみよう。

　「全国豊かな海づくり大会」の開催をPRする「とやま地魚クイズ王」コーナーでは、タブレット端末で「富山のさかな」に関するクイズを出題。出世魚ブリの富山での呼び名にちなんで、初級「フクラギ」クラス、中級「ガンド」クラス、上級「ブリ」クラスがあり、富山湾のさかなについて知識を深めることができる。

●シロエビを使った一品料理に舌鼓

　「お楽しみ抽選会」として、特産品購入者、アンケート回答者を対象に抽選会を実施する。朝獲れ鮮魚セット、富山県内の観光地がプリントされた富山の名水などが当たるので、ぜひ挑戦を。

　併せて、軽井沢・プリンスショッピングプラザ内の「味の街」エリアにあるレストラン「築地　ハレの日　軽井沢店」では、「キトキト富山湾フェア」をイベント開催同日、2日間開催。昼にはシロエビ、岩ガキを使った寿司などの一品料理、夜には富山湾から直送の魚を使ったさまざまな特別メニューを提供する。

　また、JR軽井沢駅構内では、8月末までポスター掲示、デジタルサイネージ(電子看板)での富山のPR映像の上映を行っているのでチェックしてほしい。

　富山湾では、定置網の漁場と港が近く、水揚げして市場でセリにかけられたあと、新鮮なままにすぐに出荷されるため、昼ごろには活きのいい魚介を味わうことができる。今朝獲れの美味を楽しむ贅沢な時間をぜひ富山で！

　富山県水産漁港課では、「北陸新幹線の開業で、富山は東京と約2時間、長野と約1時間で結ばれました。開業1年目の効果を最大限に活用するため、首都圏をはじめ、多くの観光客が訪れる軽井沢でPRイベントを開催します。ぐっと身近になった富山へ、新鮮でおいしい魚を食べにいらしてください」と話している。