いよいよ今週末、北陸新幹線開業という歴史的な日を迎える。開業前に、基本情報をおさらいしよう！　県では、開業に向けて北陸新幹線や富山県のPRに取り組んできた。いくつか紹介したい。開業後の3月14日(土)、15日(日)には黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅の新幹線3駅では歓迎イベントが繰り広げられる。ぜひ北陸新幹線に乗って富山に来て！

●50年、100年に一度のビッグチャンス到来

　富山県庁本館2階正面のイメージアップコーナー西側に設置されたカウントダウンボードや、富山県HP(http://www.pref.toyama.jp/)のヘッダーアニメーションが北陸新幹線の開業まで「あと3日」を告げるなど、開業ムードも高まってきた。雄大な北アルプス・立山連峰を抜けて、富山へ。北陸新幹線開業によって富山と東京は最速2時間8分で結ばれる。1編成12両(定員934名)で、最高速度は260km/h。現行(平均3時間26分)と比べると、大幅な時間短縮だ。県内には、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅の3つの新幹線駅が設置される。年間の輸送能力(座席数、往復)は、現在の約600万席から約1,700万席と約3倍。観光誘客による交流人口の拡大や産業の活性化など、富山県にとって50年、100年に一度のビッグチャンスだ。

　北陸新幹線のルートは東京から長野、上越、富山、金沢、福井などの主要都市を経由し、大阪に至る約700km。平成27年3月14日に金沢まで開業し、平成35年春には敦賀まで開業予定。北陸新幹線用新型車両(E7系、W7系)はスピード感溢れる流線形。アイボリーホワイトを基調に、車体上部に空色、車体中央に高岡銅器などをモチーフにした銅色のラインと空色を採用。高速で走行するための造形と日本の伝統的な色使い、北陸新幹線が走行する沿線の風景を融合させ、スピード感と精悍さを表現している。

●首都圏での開業直前PR！

　県では、首都圏に向けて富山県の魅力や北陸新幹線開業をPRするため、開業日前日、東京23区内で読売新聞のB1新聞を活用した折込み広告を行う。新聞4面分のスペースを大胆に使い、立山連峰の雄大さをアピールするとともに、代表的な観光ルートを美しい写真で紹介する。また、「北陸新幹線(東京～富山間)往復乗車券＋宿泊ペアチケット」など、「富山の魅力」をプレゼントする企画もあり、必見だ。

　昨年10月からは、富山ネタ満載の60秒ショートストーリー「北陸新幹線で行く！チョイと富山」を日本テレビ（関東ローカル）で毎週金曜に放映している。全26話のシリーズで、10月には立川志の輔師匠が出演。11月以降は志の輔師匠と富山ゆかりのスペシャルゲストがトークを繰り広げるスタイルで富山の魅力を紹介。11月は野際陽子さん、12月は柴田理恵さん、1月は室井滋さん、2月は落合務さん、3月は西村雅彦さんが出演している。http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/kj00014008.htmlにアクセスすると、YouTubeの関連リンク先がリストアップされている。過去放送分のショートストーリーが見られるのでチェックしてほしい。第22話では、イタリアンシェフの落合務さんが「美味しい富山・米と野菜」をテーマに県内で栽培されているイタリア野菜の魅力、料理の可能性を語っている。

●3月から公開！「待ってたよ　北陸新幹線　富山県Ver.」

　3月4日からは、県制作の北陸新幹線歓迎PR動画「待ってたよ　北陸新幹線　富山県Ver.」＜ショートバージョン(約2分)、標準バージョン(約8分)、ロングバージョン(約15分)＞の公開をスタートさせた。こちらもYouTubeで見られるのでhttp://www.toyama-shinkansen.jp/へアクセスを。撮影は1～2月にかけて県内15市町村の72カ所で行われた。映画監督の市川徹氏(タカオカンドリーム社)が撮影を担当。沿線住民をはじめ、商工会議所、観光協会、小学生、幼稚園児ら約3,000人が「ようこそ富山へ」などと書いたボードを掲げ、北陸新幹線に向かって笑顔で手を振るシーンなどで構成されている。石井県知事や県民からのメッセージをはじめ、射水市出身のオペラ歌手・澤武紀行さんや「富山で踊ってみた」というダンス動画をアップし注目を浴びている「ぶらっくすわん」、ご当地アイドル「ビエノロッシ」などのダンスも登場。世界遺産の五箇山合掌造り集落など県内観光地映像も流れる。新幹線開業の喜びの気持ち、おもてなしの心が詰まった動画をぜひ見てほしい。

●新幹線3駅で歓迎イベント

　3月14日(土)の開業当日と15日(日)には、県内の新幹線3駅で歓迎イベントが行われる。富山駅では東京発の一番列車「かがやき501号」の到着にあわせて、越中八尾おわらで歓迎する。南北自由通路では県警察音楽隊演奏や郷土芸能、チンドンステージなどが繰り広げられる。雪の大谷オブジェ記念撮影コーナーやきときと君開業ボード記念撮影コーナーなども登場する。

　新高岡駅では、オープニングセレモニー＆314人テープカット、バトントワリングショー、飛越能郷土芸能、県西部獅子舞演舞、キャラクターショー・ドラえもんなどが行われ、開業ムードを盛り上げる。

　黒部宇奈月温泉駅では、旅立ちのメモリアルエールやふるまい餅つき、ご当地ゆるキャラ大集合、にいかわ観光圏による食のイベント、歓迎の舞、伝統芸能、黒部大音楽祭などが開催される。

　富山県知事政策局(新幹線開業対策担当)では、「夢がいよいよ走り出します。県内3つの新幹線駅周辺では歓迎イベントが盛大に開催されます。ぜひ、新幹線で富山にいらしてください」と話している。

問い合わせ

●富山県知事政策局　新幹線開業対策担当
TEL.076-444-4056
FAX.076-444-4053
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/

●北陸新幹線｢富山県｣開業PRサイト
http://www.toyama-shinkansen.jp/