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2013年 6月 12日 [ イベント ]
No.610-1:東京で富山・京都の共同シンポ「歴史・風土が育む未来遺産」、参加者募集!
●琴演奏&いけばなパフォーマンスを披露
平成23年7月、富山県は奈良県と連携し、「万葉集首都圏シンポジウム 大和と越中―大伴家持の歌心をめぐって―」を東京で開催。家持を中心に万葉集のこころを学びながら、万葉の心が息づく富山と奈良の魅力を発信した。
人びとが受け継ぎ、育み、次代へと伝えてきた歴史と風土。その悠久の歴史から発せられる声は、未来に向かうたしかな道標となる――今回のシンポジウムでは、奈良の平城京から平安京へと都を受け継いだ京都とともに、歴史と風土を背景にしたふるさと教育の必要性、古典の再認識について対話することにより、未来への道標を探る。
プログラムを紹介すると、伝統芸能、琴の調べで開幕。射水市出身の筝曲家、黒川真理氏が琴を演奏し、華道家元池坊がいけばなのパフォーマンスを披露する。中西進高志の国文学館館長の講演「風土のこころ」、村井康彦国際日本文化研究センター名誉教授の講演「時空の都鄙(とひ)」に続き、石井隆一富山県知事と山田啓二京都府知事が対談。地域の文化資源や古典の魅力などを語り合う。
当日は13:00開演(開場12:30 )、16:00頃終了。会場では、富山と京都の特産品の販売や、日本の古典文学を顕彰する記念日「古典の日」(11月1日)のPRもある。
●創造的な人間を育む富山の風土
北アルプス・立山連峰や富山湾など、豊かで美しい自然に恵まれた富山県は、万葉集を代表する歌人・大伴家持が越中国守として赴任し、223首もの歌を詠んだ越中万葉ゆかりの地。家持は、万葉集に473首を残したといわれており、その約半数が越中で詠まれたことになる。越中時代は独創的な歌の境地を作り上げた時代ともいえる。また、富山県は堀田善衞、源氏鶏太ら数多くの作家を生んでおり、棟方志功ら富山と深い関わりをもつ芸術家も多い。富山には創造的な人間を育む風土、基盤があるともいえる。富山県・京都府による東京シンポジウム「歴史・風土が育む未来遺産」では、富山のそんな魅力を紹介する。
なお、同シンポジウムは参加無料。定員1,000名。申込みは、6月28日(金)<事務局必着>までにはがき、もしくはFAX(03-6688-5221)にて。名前(フリガナ)、年齢、電話番号、住所、郵便番号を明記し、〒108-0075 東京都港区港南2-1-95 JR東海品川ビルB棟7F 富山県・京都府による東京シンポジウム事務局へ。先着順であり、定員に達し次第締め切り。参加者には後日、入場整理券を送る。
富山県生活環境文化部文化振興課では、「都との交流で開花、飛躍した地方の豊かな文化の魅力を発信します。入場無料ですが、事前の申し込みが必要。先着順ですので、お早めに」と話している。
- 問い合わせ
- ●富山県・京都府による東京シンポジウム事務局<(株)ジェイアール東海エージェンシー内>
TEL.03-6688-7884
FAX.03-6688-5221
●富山県生活環境文化部文化振興課
TEL.076-444-8929
FAX.076-444-8900
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1718