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2012年 10月 24日 [ トピックス ]

No.578-2:紅葉の季節到来~観光コンシェルジュが紅葉の見どころPick Up!

山から里山、平野部へ、紅葉前線が降下している。手つかずの自然が多く残る富山の紅葉の美しさは格別! 観光地や味覚、温泉など富山の観光情報を案内する富山県の観光コンシェルジュから紅葉狩りが楽しめるスポットTOP5をお伝え。錦繍の色あざやかな秋の富山を巡ってみよう。

▲黒部峡谷(左)▲世界遺産・五箇山合掌造り集落(中央)▲神通峡(右)

●紅葉狩りで富山を満喫、心を秋色に染める♪

 山から里山、平野部へ、紅葉前線降下中。手つかずの自然が多く残る富山の紅葉の美しさは格別! 観光地や味覚、温泉など富山の観光情報を案内する(社)富山県観光連盟の観光コンシェルジュ・竹中千夏子さんに、これから紅葉狩りが楽しめるスポットTOP5を挙げてもらった。錦繍の色あざやかな秋の富山を巡ってみよう。

 栄えある第1位は、黒部峡谷<黒部市>。“トロッコ電車”の愛称で親しまれている黒部峡谷鉄道(宇奈月~欅平間:20.1km、約1時間20分)の旅は、まさに紅葉探勝におすすめ!終点の欅平周辺は色づき始めたばかりで、10月末~11月上旬に最盛期となり、11月中旬には宇奈月周辺が見ごろを迎える。黒部川が刻んだ日本一深いV字峡と紅葉のコラボレーションは圧巻。エメラルドグリーンの神秘的な水面に心も癒される。ヤマモミジやナナカマドなどの紅葉、ブナやクロモジカツラなどの黄葉が、ツガ、キタゴヨウなど常緑樹の緑に映え、見る人の心を趣のある紅葉色に染めてくれる。

 第2位は、世界遺産・五箇山合掌造り集落<南砺市>。相倉合掌造り、菅沼合掌造りの2つの集落が山間に佇む。紅葉の山々をバックに茅葺きの三角屋根が並ぶ様子はまるで民話の世界のようだ。現在、周囲の山々が色づき始めており、10月末~11月初旬に最盛期を迎える。秋が深まると、山頂部の雪化粧、紅葉、合掌造りと、情調漂う景観が楽しめる。

 第3位は、神通峡<富山市>。県中央部を流れる神通川に沿って走る国道41号は絶好のドライブコース。穏やかな表情を見せるダム湖周辺や荒々しい岩肌を見せる片路峡などが美しい紅葉に染まる。紅葉の時期は、例年10月下旬~11月中旬。

●色づく樹木をゆっくりと愛でる秋の1日

 第4位は庄川峡<砺波市>。女性的で穏やかな表情を見せるダム湖に映る山々の紅葉が見事。例年10月下旬~11月上旬が時期だ。小牧ダムから大牧まで遊覧船が就航しており、船上から色とりどりに紅葉した山々やアーチ型の橋の眺めも楽しめる。また、水面に羽を休める水鳥や小さな滝の眺めも風情がある。紅葉が終わると初冬の装いで、水墨画のような世界が広がる。

 第5位は称名滝<立山町>。落差350mと日本一の落差を誇る大瀑布・称名滝の周辺は、現在色づきなかばで11月上旬までが見ごろ。4段になって流れ落ちる滝の荘厳さと、急斜面を彩るナナカマドやヤマモミジ、ヤマウルシなどの紅葉が心に沁みる。称名橋対岸の滝見台から、美しい景観を見上げてみよう。

●番外編で立山黒部アルペンルート

 標高の高いところでは紅葉の時期が過ぎ、雪化粧したところもあるため、番外編の扱いで、立山黒部アルペンルート。今年の立山の紅葉は“10年に1度の美しさ”ともいわれるほど。標高2,450mの室堂平、その下の天狗平は暮秋の装い、標高1,930mの弥陀ヶ原は盛りを過ぎたが、標高977mの美女平周辺は色づきなかばなので、ぜひ訪れてほしい。美女平周辺は、タテヤマスギの緑に、ブナやミズナラなどの樹木の黄葉、紅葉が美しい。標高差が2,000m以上もあるアルペンルートならではの醍醐味。標高の高い地点から低い地点へ、紅葉前線が降りてきているのがわかる。立山黒部アルペンルートでは、晩秋のアルペンルートを楽しんでほしいと、「お客様感謝キャンペーン」<10月21日(日)~11月30日(金)>を実施。乗り物が通常運賃より2割引で利用できる。詳しくは、立山黒部アルペンルートのHP(http://www.alpen- route.com/)を。

 竹中コンシェルジュは、「紅葉スポットTOP5を挙げましたが、宮島峡、利賀地域、高岡古城公園、富山市民俗民芸村周辺など富山には紅葉の名所がまだまだたくさんあります。ぜひ美しい紅葉を楽しみに、富山へお越しください。お待ちしております♪」と話している。


▲庄川峡(左)▲称名滝(右)
問い合わせ
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
※観光・イベント情報は「とやま観光ナビ」でCheck!
http://www.info-toyama.com

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