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2011年 12月 14日 [ トピックス ]

No.536-1:富山の産業&ものづくり体験へ!! 富山情報誌「ロカルちゃ!富山」


 マニアックに遊ぶディープな富山情報誌「ロカルちゃ!富山」。第3号「産業・ものづくり編」は、「伝統・職人工芸」、「薬・食品産業」、「工場・製造産業」の3つにジャンル分けして、富山の産業&ものづくり体験をガイド。老舗薬問屋の若旦那と、番頭兼お目付役のぢぃやのおなじみのキャラクターが“本職”とばかりに案内する。


●あっぱれ、富山の匠の技

 マニアックに遊ぶディープな富山情報誌「ロカルちゃ!富山」。第3号「産業・ものづくり編」は、「伝統・職人工芸」、「薬・食品産業」、「工場・製造産業」の3つにジャンル分けして、富山の産業&ものづくり体験をガイド。老舗薬問屋の若旦那と、番頭兼お目付役のぢぃやのおなじみのキャラクターが“本職”とばかりに案内する。

 「伝統・職人工芸」の頁では、精緻な欄間で知られる井波彫刻をはじめ、銅器製品の国内シェア90%以上を占める高岡銅器、越中和紙(八尾和紙、五箇山和紙、蛭谷和紙)、木製バットなどを紹介。井波彫刻発祥の舞台となった瑞泉寺には、本堂内部や山門、太子堂などあらゆるところに傑作が彫られているという。若旦那も「どっから眺めても圧倒されるのぉ」と驚嘆の声。門前に続く八日町通りには、木彫師の工房が並び、作業風景を見学することができるので、「ロカルちゃ!富山」を片手に散策してみたい。

 「薬・食品産業」では、富山の薬の歴史を学べる数々の資料館や、丸薬「反魂丹」の製造体験ができる薬屋の他、世界各国で使われている富山のくすりの今の姿を紹介。富山の食を代表する名産品といえば、駅弁で知られる「鱒寿し」、昆布巻き、細工かまぼこの「蒲鉾」、米産地・富山ならではの「煎餅」。緑の笹に朱色の鱒寿し、縁起のいい鯛の形をした細工かまぼこが誌面を飾る。江戸時代から明治にかけて、富山の港は大阪と北海道を結んだ北前船の寄港地として栄え、その富は富山の産業基盤の形成に大きな役割を果たしたという。北前船が富山の薬や食文化の発達に果たした役割も解説している。

 「工場・製造産業」では、豊富な水資源を持つ富山に製造拠点を置くメーカーをクローズアップ。ファスナー製造のYKKの歴史や技術を学べるYKKセンターパークや北陸コカ・コーラプロダクツ(砺波工場など、工場の見学やグッズ販売コーナーも楽しめる企業を紹介。このほか、自動車「大蛇(おろち)」、瞬間接着剤「アロンアルファ」、風呂桶でおなじみの「ケロリン」など富山ゆかりの製品を製造する企業も紹介している。

 各ジャンルの「フォトグラフ」のコーナーでは、高岡銅器製の銅像や井波彫刻の木彫作品(伝統編)、薬膳料理(薬・食品編)、産業施設の夜景(工場編)を取り上げており、富山の魅力を再発見できる。

●街道地図風の「富山産業行程絵図」

 珍しい商品を紹介する「Oh! みやげ」では、食べ物かと思いきや、じつは石鹸という「ますずし石鹸」や、電子レンジで温めると膨らむ紙風船の中から手づくりのおかきが取り出せる「かんもちかみふうせん」、可愛らしい「かまぼこキティ」、「コカ・コーラミニカー」など、富山の産業観光の記念にぴったりの品々をずらりと紹介している。

 巻末には、江戸時代の売薬商人が旅で使った街道地図風の「富山産業行程絵図」を掲載。北には、白い波頭が立つ富山湾に北前船、南東には北アルプス・立山連峰。平野部には、JR北陸本線や北陸自動車、主要な国道などが描かれており、本誌で紹介した富山の産業&ものづくり体験スポットの位置がひと目でわかる。近くの施設を一緒に回るときに便利だ。

 『ロカルちゃ!富山』はA4判、オールカラー、12頁。東京、大阪、名古屋の富山県事務所、東京・有楽町の「いきいき富山館」、中京・北信越の一部の大学、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、道の駅、サービスエリア、観光協会、大学などで配布されている。とやま観光ナビでは、ウェブ版も配信中。PDFデータのダウンロードができる。

 富山県観光・地域振興局観光課では、「富山の伝統工芸や、薬都ならではの薬膳料理、江戸時代から現代に至る産業発展の足跡などに触れてみてはいかがでしょうか。次号のテーマは“冬の女子旅編”。冬の観光地や女性必見の人気店、味覚などを紹介します。散策にご活用ください」と話している。




問い合わせ
●富山県観光・地域振興局観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/
http://www.info-toyama.com/

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