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2009年 9月 30日 [ トピックス ]
No.423-1:富山白ネギとシチューのコラボで地産地消
富山県とハウス食品、JA全農とやまは、富山特産の「富山白ネギ」を使ったシチューの販売促進を10月から始める。地産地消共同プロジェクト“地産地消「富山白ネギのシチュー」でおいしさ再発見”として、10月から来年2月末まで、富山市の白ネギ生産者と家族が登場する15秒間のテレビコマーシャル(ハウス食品)を県内で放映し、同社の「北海道シチュー クリーム」などの商品と富山白ネギをPR。シチューの具材として、富山白ネギの新たな食べ方を提案する。
●白ネギの甘みと旨味が冴える
富山県とハウス食品、JA全農とやまは、富山特産の「富山白ネギ」を使ったシチューの販売促進を10月から始める。地産地消共同プロジェクト“地産地消「富山白ネギのシチュー」でおいしさ再発見”として、10月から来年2月末まで、富山市の白ネギ生産者と家族が登場する15秒間のテレビコマーシャル(ハウス食品)を県内で放映し、同社の「北海道シチュー クリーム」などの商品と富山白ネギをPR。シチューの具材として、富山白ネギの新たな食べ方を提案する。また、コマーシャルの放映に合わせて、県内のスーパーなど約80店舗で試食販売を展開し、レシピをまとめた小冊子も配布していく予定だ。
県が進める地産地消の取り組みと、地方の食材とカレーやシチューを組み合わせたハウス食品の販売戦略が一致。シチュールウと組み合わせた富山白ネギの新メニューをPRし、地場産野菜の新たな需要開拓を目指す。
富山白ネギは、年間生産量約2,000tと富山を代表する地場産野菜で、県内のほか、中京圏などに出荷されている。販売額は約5億5,000万円と県産野菜の約3割を占める。身はみずみずしく、シャキシャキとした食感と甘みが特徴。みそ汁や鍋、納豆、冷奴の薬味などで食べられることが多い。これから12月までが旬で、シチューの売り上げが伸びる冬場と重なることから、消費拡大が期待できる。富山白ネギを厚めに切ると、ネギの食感が味わえるほか、細かく切ると白ネギならではの甘みが溶けだして、シチューの旨味もアップするというから、ぜひ試してみてはいかがだろう。
●安全・安心、新鮮な野菜を農産物直売所で
とやま地産地消県民会議の設置など、農林水産物の生産力の強化と消費拡大を一体的に捉え、県民一丸となって地産地消を進めている富山県。子どもから大人まで親しみを持って地産地消活動に取り組めるように、地産地消のシンボルマークとキャッチフレーズをこのほど設置した。シンボルマークは、子どもが元気よく、富山の食材をほおばる様子をイラストで表現。富山県の形をモチーフにした大きな口の中には、富山の食材を代表するブリ、米、白ネギ、豚肉を描いている。キャッチフレーズは「おいしさ キトキト とやま産」。新鮮な様子を表現した富山の方言“キトキト”と軽快なフレーズを採用。富山の新鮮で美味しい食材を県民全員で支え、育てようという願いを込めている。
県では、今後の展開として、地産地消「とやまの旬」応援団の団員章、ステッカー、のぼり旗や、今年度初の「とやま地産地消月間」(11月)に実施予定の県産品購入ポイント制の実証に使用するシールなどに活用し、地産地消活動を広くアピールしていく考えだ。
食の安全・安心、新鮮な農産物を求める消費者のニーズなどを背景に、地産地消の拠点となる県内の農産物直売所が消費者に好評という話題も紹介しよう。直売所は、平成20年度で127カ所(平成19度までは農村女性組織が運営主体の直売所を対象に調査。20年度から農協などが運営主体となる直売所も新たに対象として加えて調査)。売り上げは11億1,700万円に上っている。
直売所は、朝採れの新鮮さや、規格外の大きさ・形の農産物を安く買えることが大きな魅力。ラベルに生産者の名前を明記したり、生産者自ら店頭に立って販売するなど、“顔が見える”点も安心につながっている。直売所は地元の食材、特産に触れられる格好の場所。各地の直売所をめぐり、料理法などを聞きながら、生産者らと心の交流を図ってみたい。
問い合わせ
●富山県農林水産部農産食品課・食のブランド推進班
TEL.076-444-3271
FAX.076-444-4410
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1613