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2009年 9月 16日 [ トピックス ]
No.421-2:秋の行楽にますのすしミュージアムへ
緑の笹を開けると、鮮やかな桜色のマスの切り身に純白のすし飯‥‥色彩が見事に調和した、富山を代表する名産品「ますのすし」。その歴史や製法などをパネルや映像で紹介する「ますのすしミュージアム」が、ますのすし製造・販売の「源」の本店(富山市南央町)にオープンした。
●全国の駅弁の掛け紙を展示
緑の笹を開けると、鮮やかな桜色のマスの切り身に純白のすし飯‥‥色彩が見事に調和した、富山を代表する名産品「ますのすし」。その歴史や製法などをパネルや映像で紹介する「ますのすしミュージアム」が、ますのすし製造・販売の「源」の本店(富山市南央町)にオープンした。これまでの工場見学ルートをリニューアルし、展示内容を充実させた。
見どころは、「全国駅弁箱掛け紙コレクション」。昭和54年の富山駅開業80周年記念イベントの際に全国から集めた駅弁の掛け紙(ラベル)を一堂に展示したコーナーで、北海道、東北、北陸、中部東海、中国など全国10エリアの約300種類を紹介している。「うなぎめし」、「柿の葉寿し」、「かにずし」、「ほたて弁当」などご当地名物の郷愁を誘うラベルがずらり。いくつの駅弁を食べたことがあるか、旅を思い出しながら日本一周してみるのも楽しい。前年の53年11月から旧国鉄の「いい日旅立ち」キャンペーンが始まり、駅弁のラベルに「いい日旅立ち」のロゴが印刷されているものもあるので確認してみたい。
また、江戸時代から現代までの弁当箱や旅の携帯品などを展示したコーナーも必見だ。花見などの野遊びに使われた豪華な蒔絵の弁当箱、酒器、盃などを紹介する「大名のお弁当箱」、旅の道中に使われた、丸くカーブさせた腰弁当などの「庶民のお弁当箱」。日本の豊かな弁当文化に触れられる。
このほか、笹付け、パッケージ詰めなど製造工程の一端をガラス越しに見学したり、職人による昔ながらのますのすしの作り方を映像で観賞したりすることもできる。
●ますのすし(小丸)、新発売
ますのすしミュージアムを見学したあとに寄りたいのが、予約不要で一人からでも利用できる「さくら亭」。ますのすしやぶりのすしなどをセットにした「すしづくし御膳」、「季節御膳」、「富山づくし御膳」の昼限定の御膳が楽しめる。お土産には、9月19日(土)に新発売のますのすし(小丸)を。1.5人前ほどのますのすし(一重)に比べ、サイズを小さくして、量は1人前ほどに。ただし、「曲物」と呼ばれる木の器と青竹の風情は同じだ。また、「ますとたい」、「ますとぶり」の小箱も新発売。それぞれ一箱で脂ののった二つの味が堪能できる。
源では、「これまでの工場見学コースを大幅にリニューアル。ミュージアムでは、食、ますのすしをめぐる歴史と文化を紹介します。ガラス越しにますのすしの製造工程も見学できます。秋の行楽シーズン、ぜひお立ち寄りください」と話している。
問い合わせ
●ますのすしミュージアム
TEL.076-429-7400
http://www.minamoto.co.jp