- HOME : Toyama Just Now
- トピックス
- No.412-1:環境にやさしいエコライフへ
2009年 7月 15日 [ トピックス ]
No.412-1:環境にやさしいエコライフへ
循環型・脱温暖化社会の構築に向けた取り組みを加速させている富山県。エコに対する県民の意識も高く、エコライフ実践の機運も高まっている。「とやまエコライフ・アクト10」、「エコドライブ推進大運動」など、県のエコへの取り組みをクローズアップ。エコポイント交換商品「とやまの特産品詰合せ」も紹介。
●「とやまエコライフ・アクト10」宣言者10万人を突破!
真夏日の増加や、桜の開花時期の早まり、カエデの紅葉時期の遅れなど環境の変化‥‥。その原因とされている地球温暖化を防止し、循環型・脱温暖化社会の構築に向けた取り組みを加速させている富山県。エコに対する県民の意識も高く、エコライフ実践の機運も高まっている。県のエコへの取り組みを紹介しよう。
まず、注目したいのが平成20年4月から始まった「レジ袋の無料配布廃止」。全県的な取り組みは全国でも初めてで、現在、スーパーマーケットやホームセンターなど44社419店舗で実施されている。この1年で買い物客のマイバッグ持参率は92%に達し、マイバッグ持参が当り前のライフスタイルとして定着しつつある。富山をモデルに、山梨、沖縄、和歌山など10県がレジ袋の無料配布廃止に踏み切るなど、その取り組みは高く評価されている。
「とやまエコライフ・アクト10」の宣言者が10万人を超えていることも話題だ。県では、“ACT1 冷房時の室温は28℃、暖房時の室温は20℃にしよう”、“ACT2 蛇口はこまめにしめよう”など、国民運動「チーム・マイナス6%」の6つの取り組みに、 “ACT7 マイカーに乗らずに出かけよう”、“ACT8 自然とふれあい、緑を守り育てよう”など、とやまオリジナルの取り組みを4つ加えた「とやまエコライフ・アクト10」を提唱。平成18年8月のキャンペーン開始から今年5月で宣言者が10万人を突破し、全国トップクラスの宣言者数となっている。
また、「エコドライブ推進大運動」を展開中。“ふんわりアクセル「eスタート」”、“加減速の少ない運転”、“アイドリングストップ”など「エコドライブ10」に取り組む「エコドライブ宣言者」も6月末で64,265名、88事業者に達しており、ドライバーの環境への意識の高まりがうかがえる。
県内のすべての自動車教習所(17カ所)を会場に、事業所の安全運転管理者や地元自治会長、交通安全指導員らを対象にした「エコドライブ講習会」も開かれており、「エコドライブ」の方法を学んだ後には、実際に指定コースを走行して燃費を計測。受講者は、エコドライブリーダーとして登録され、地域や社内に「エコドライブ」を広げる役割が期待されている。
●環境意識の向上につなげる活動
富山湾沿いに続く砂浜、松林越しの立山連峰など、美しい海岸風景が広がる富山。環境美化への取り組みとして、美しい海岸を保全するための「とやま ふる里 海岸クリーンアップキャンペーン」が展開されている<7月31日(金)まで>。沿岸9市町では、地域住民やボランティア団体、行政機関などが連携しながら、海岸清掃活動を実施。7月5日に滑川市の海岸で行われた海岸クリーン作戦には、約1,000人が参加し、海岸線のごみを拾い集めた。高校生が潜水具をつけて海中清掃を行ったり、清掃参加者を対象にしたエコ・コンサートが行われるなど、楽しみながらの清掃活動が特徴だ。
幼稚園・保育所の幼児がエコライフについて楽しく学んでいるのが、「はじめてのエコライフ教室」(県内全市町村15カ所で順次実施)。水道の蛇口はこまめに閉める。冷蔵庫の無駄な開閉をしない。ごみを分別する‥‥。そんなエコ習慣が定着するには、幼少の頃から省エネに役立つ生活行動やごみ分別などについて学び、実践し、継続することが大切。教室では、紙芝居やクイズ、オリジナルうちわやマイバッグ作りを通して、楽しくエコライフについて学べる時間を設けている。そして、学んだ後も各家庭や幼稚園・保育所でそれぞれ取り組めることを選択して実践してもらい、エコライフの浸透を図っている。
二酸化炭素を排出しない、クリーンエネルギーとして注目を集めている「太陽光発電」。一般住宅へのシステムの普及を目的に、県では今年1月から補助金制度を開始し、システム1基あたり5万円を補助。今年度は730件の補助申請に対応できるよう、補正予算を組んでいる。温室効果ガス削減効果として、住宅用太陽光発電システム1基あたり、年間約1.6tの削減効果が期待できるとされ、730基の導入により、県内全体で年間約1,170tの削減効果が見込まれる。また、県では平成21年度中に、県民公園太閤山ランド(射水市)や9つの県立高校に太陽光発電システムを導入し、環境教育に活用する考えだ。
省エネ家電の購入を促す政府の「エコポイント」制度。獲得ポイントで県特産品と交換できる話題も紹介しよう。富山県いきいき物産(株)が扱う交換商品は、とやまの特産品詰合せ“剱”(36,000点)、“雄山”(10,000点)、“雷鳥”(6,000点)の3品。“剱”は、夏(富山の地酒、かまぼこ詰合せ、干物詰合せ)、秋(コシヒカリ新米10kg、富山の名水など)、冬(富山干柿、しろえびせんべい)、春(ほたるいか詰合せ、昆布巻詰合せなど)と年4回、季節に合わせた富山の味覚をお届け。“雄山”は富山の地酒セット、ほたるいか素干し、山菜漬物など、富山の美味しいものがずらり。“雷鳥”は氷見うどん、大門素麺、利賀そば、富山ブラックラーメンなど、富山の麺類をセットにした商品。富山ならではの麺を食べくらべしてみたい。
問い合わせ
「とやまエコライフ・アクト10」、「とやま ふる里 海岸クリーンアップキャンペーン」、「はじめてのエコライフ教室」「太陽光発電システム」について
●富山県生活環境文化部 環境政策課
TEL.076-444-3141
FAX.076-444-3480
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1705/
「エコドライブ推進大運動」について
●富山県生活環境文化部 環境保全課
TEL.076-444-3145
FAX.076-444-3481
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1706/
「エコポイント交換商品・とやまの特産品詰合せ」について
●富山県いきいき物産(株)
TEL.076-444-7137
FAX.076-444-7133
http://www.ikiiki-toyama.co.jp