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2009年 5月 7日 [ トピックス ]
No.402-2:『富山物語』春号発行
春といえば、典雅な囃子が各地で響く祭りの季節。高岡御車山祭が表紙を飾る、『富山物語』の春号が発行された。開町400年を迎えた城下町・高岡に焦点をあてた「特集」や、映画「劔岳 点の記」の木村大作監督と石井隆一富山県知事の「対談」、富山湾の宝石・シロエビを紹介した「とやま味のブランド」‥‥。今号も富山のさまざまな“物語”を満載した一冊となっている。
●高岡の伝統と新しい息吹を感じて
春といえば、典雅な囃子が各地で響く祭りの季節。半纏姿の曳き手に曳かれ、黒の漆に金具で装飾された巨大な車輪が動き出す‥‥高岡御車山祭(5月1日)が表紙を飾る、『富山物語』の春号が発行された。開町400年を迎えた城下町・高岡に焦点をあてた「特集」や、映画「劔岳 点の記」の木村大作監督と石井隆一富山県知事の「対談」、富山湾の宝石・シロエビを紹介した「とやま味のブランド」‥‥。今号も富山のさまざまな“物語”を満載した一冊となっている。
特集「町の真ん中に、心意気がある。―町衆が築いた城下町―富山県高岡市」では、高岡御車山祭の世話人や、山町筋に建つ土蔵造りの家で暮らし、まちの賑わいづくりを仕掛ける人、高岡大仏に魅せられて高岡に移り住んだ映像作家、新たな感性の発見と創造に挑戦する若手アーティストが登場し、高岡への思い、まちの魅力などを語っている。伝統的な美意識や価値観が息づく高岡。今、伝統とは好対照のベクトルを持つ新しい息吹も鼓動。400年を経て新たな歴史を刻みはじめる高岡を紹介する。
「対談」では、6月に全国ロードショーがスタートする映画「劔岳 点の記」の木村監督と石井知事が、立山連峰・剱岳での苦難をきわめた撮影を振り返った。映画は、剱岳山頂への三角点埋設の命を受けた陸軍陸地測量部の測量技師・柴崎芳太郎らの苦闘の軌跡を描くもの。剱岳や立山などの大自然が、美しい映像によって圧倒的な存在感を放っている。木村監督は、「厳しい自然と向き合いながら、黙々と仕事に献身する男たちの生き様、大自然に挑む人間の凛とした佇まいを描きたかった」と語り、石井知事は「この映画は、我々が忘れかけている“日本人の心の羅針盤”を取り戻そうと呼びかけているように思えます。私たち富山県民にとって大切な宝になると確信しています」と映画への期待を寄せる。
また、映画を支えた男たちとして、「立山の山岳ガイド」をクローズアップ。山岳ロケでは、プロ山岳ガイド集団・山野組が中心となって撮影をバックアップした。山に不慣れな撮影隊の山行には常に危険がつきまとった。山岳ガイドの大先輩にあたる映画の中の案内人・宇治長次郎の姿が、撮影隊を案内している自分たちの姿に重なったとメンバーは語っている。
●見目麗しき姿と上品な甘味が魅力のシロエビ
淡いピンク色がかった透き通る美しい姿が「富山湾の宝石」と称されるシロエビ。「とやま味のブランド」では、旬を迎えたシロエビの漁の歴史や、美味しさの魅力などを紹介している。身が小さく、刺身で食べるなら、1人前は70尾も必要で、ここにシロエビが珍味といわれるゆえんがある。調理法は、昆布〆や寿司、から揚げ、団子など多彩。近年では殻を活かした風味豊かな「シロエビせんべい」なども人気を集めている。漁として成り立つのは世界でも富山湾だけ。新鮮な海の宝石を味わいに足を運んではいかがだろうと、富山への旅を提案する。
「TOPICS」では、映画「劔岳 点の記」の全国キャンペーンの話題を取り上げている。木村監督が自ら愛車を運転し、47都道府県をくまなく巡り、試写会・トークショーを開催するキャンペーンが大きな反響を呼んでいるという。映画に懸ける男たちが作った、測量に懸ける男たちの物語には、舞台となった富山の人ばかりでなく、あらゆる人の心を熱くするパワーがある、と記事は結ぶ。全国公開は6月20日(土)から。(富山県内は6月13日(土)先行公開。)富山が誇る大自然、ひたむきに生きる人々の心に触れてほしい。
『富山物語』春号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。
なお、『富山物語』春号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「富山物語」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<5月11日(月)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-4561
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