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2009年 4月 28日 [ イベント ]

No.401-1:GWは国内有数の花の祭典「2009となみチューリップフェア」へ


 450品種、100万本のチューリップに出会える花の祭典「2009となみチューリップフェア」が4月23日、砺波チューリップ公園をメーン会場に開幕し、全国から訪れた観光客で連日賑わいを見せている。ゴールデンウイークは、富山が全国に誇る花の一大イベントで思い出づくりを!

●100万本のカラフルな万華鏡

 450品種、100万本のチューリップに出会える花の祭典「2009となみチューリップフェア」が4月23日、砺波チューリップ公園をメーン会場に開幕し、全国から訪れた観光客で連日賑わいを見せている。東海北陸自動車道全線開通後の初めてのフェアとなり、中京や東海地方からのナンバーも目立つ。フェア運営本部では、5月6日(水・休)までの会期中に30万人の人出を見込んでいる。ゴールデンウイークは、富山が全国に誇る花の一大イベントで思い出づくりを!

 58回目となる今年のテーマは「チューリップの万華鏡」。さまざまな模様が映し出される万華鏡のように、会場を回るごとにチューリップの多彩な表情が観賞できる展示となっている。まず正面ゲートをくぐると、公園のシンボル・チューリップタワーがお出迎え。展望台に立つと、チューリップで幾何学模様を描いた大花壇や、立体的に花を展示したフラワーヒルが眼下に広がる。暖かな春の日差し、心地よい微風。花壇を眺めていると、心がチューリップカラーに染められ、次第に癒されていくだろう。
 
 大花壇では、県産品種の黄小町など11品種30万本が咲き競う。会期中に黄、赤、橙など基調色となる花を次々と開花させ、時期を追うごとに趣の異なる景観を満喫できるように工夫されている。可愛らしいチューリップに囲まれていると、花びらの先がギザギザのフリル状になったフリンジ咲き、ユリの花びらのように先の尖った百合咲きなど、チューリップの品種の多さに驚く。
 
 タワーそばのフラワーヒルには、特注のレンズを装備したスコープ2基が設置されており、万華鏡をのぞいたときのような幻想的なシーンが楽しめる。チューリップの小宇宙を垣間見ているようで、いつまでも見飽きることがない。花園に迷い込んだ妖精になったような気分だ。

●水上にゆらゆらと浮かぶ花壇も必見

 爽やかな春風が水面を渡る大きな池には、砺波で開発された水上花壇が浮かぶ。球根を特殊な発泡スチロール製容器に固定し、開花させたもので、水面に映るチューリップの独特の景観が堪能できる。公園の池のほか、チューリップ四季彩館、となみ散居村ミュージアムの調整池にも浮かべてある。水上でゆらゆらと揺れる花壇には、土の花壇にはない魅力があるので、ぜひ観賞を。

 会場内のチューリップ四季彩館では、趣向を凝らした企画が展開されている。「魅惑の黒いチューリップ」には、オランダ生まれの黒色チューリップ“パシフィックパール”が国内で初めてお目見え。フリンジ咲きの気品漂う姿が来場者の目を引き付けている。また「ロイヤルコレクション」では、2008年秋に皇室に献上された「月浪漫」、「初桜」など5品種を展示。このほか、「チューリップ切花品評会」として、県内生産者が丹精込めて育てた花のコンテストも催されているので、一票を投じてみたい。

 連携イベントとして、4月29日(水・休)・30日(木)に砺波市街地で行われる「出町子供歌舞伎曳山」も楽しみだ。220年の伝統を誇る県指定無形民俗文化財で、絢爛豪華な曳山での子どもたちの堂々とした演技が見もの。5月3日(日・祝)~5日(水・祝)には、庄川水記念公園を会場に「庄川木工まつり」が開催される。国の伝統的工芸品に指定されている庄川挽物などの展示即売をはじめ、木工ミニろくろ体験コーナーや木工品絵描き体験コーナーなども設けられる。また、チューリップフェア会場から車で約25分の夢の平スキー場では、1haに20万球のスイセンが咲き誇っているので見学を。なお、チューリップフェア会場と庄川木工まつり会場を結ぶシャトルバスが運行されるので利用したい。

 (財)砺波市花と緑の財団では、「砺波平野の春を鮮やかに彩るチューリップフェア。450品種、100万本のチューリップが作り出す万華鏡の世界をご体感ください。東海北陸自動車道全線開通で中京圏、太平洋側からアクセスしやすくなりました。フェアから県内観光地へのドライブも合わせてプランされてみてはいかがでしょうか」と話している。



問い合わせ
●(財)砺波市花と緑の財団
TEL.0763-33-4994(フェア運営本部)、0763-33-7716
FAX.0763-33-0090
http://www.tulipfair.or.jp

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