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2010年 2月 10日 [ トピックス ]
No.441-1:県内企業の2選手、夢の舞台・バンクーバー冬季五輪へ
2月12日(金)<日本時間13日(土)>に開幕するバンクーバー冬季五輪。県内企業所属の田畑真紀選手がスピードスケート女子1,500mと団体追い抜き(パシュート)の2種目、穂積雅子選手が女子3,000m、5,000m、団体追い抜き(パシュート)の3種目に出場する。両選手の活躍に声援を送りたい。
●夢の大舞台、メダルに期待
2月12日(金)<日本時間13日(土)>に開幕するバンクーバー冬季五輪。県内企業所属の田畑真紀選手がスピードスケート女子1,500mと団体追い抜き(パシュート)の2種目、穂積雅子選手が女子3,000m、5,000m、団体追い抜き(パシュート)の3種目に出場する。
田畑選手は、北海道出身(1974年生まれ)で駒澤大学苫小牧高校から富士急などを経て、現在、地質調査・防災工事会社「ダイチ」(富山市)のスケート部に所属。リレハンメル、ソルトレイクシティ、トリノと、冬季五輪3回出場の経験を持つベテラン選手だ。昨年12月に長野市のエムウエーブで行われたバンクーバー冬季五輪代表選考会の女子1,000mで1分18秒77の5位に終わったが、得意種目の1,500mで1分59秒98の3位に入り、4度目となる五輪出場を決めた。
穂積選手は、福島県出身(1986年生まれ)で駒澤大学苫小牧高校から同校出身の先輩、田畑選手を追ってダイチへ。昨年11月のワールドカップベルリン大会女子3,000mで4分6秒25の2位、五輪代表選考会の同種目で国内最高記録となる4分9秒01をマークし優勝するなど、好成績で五輪初出場の切符を手にした。速いテンポで脚を動かす滑りが持ち味だ。
1月15日に富山市内で行われた壮行激励会では、県内のスケート関係者らを前に、田畑選手は「大舞台で世界の強豪選手に挑んできます。支えてもらった皆さんに感謝し、力を出し切ってきます」、穂積選手は「初出場の五輪、挑戦者の気持ちで戦います」と抱負を語っている。
●不況下でスピードスケート選手をサポート
田畑選手、穂積選手は2月4日に合宿地のカナダ・カルガリーからバンクーバーの選手村に入り、本番に向けて練習を重ねている。競技は、穂積選手が出場する現地14日(日)13:00〜14:50の女子3,000mからスタートする。
「昨年、表彰台に上がったワールドカップベルリン大会のように、穂積は何かをやってくれそうな気がします。メダルを取ったら、私は感動して声を出して泣くかも。まず彼女の活躍で五輪の炎のように日本選手の心に火がともり、競技が一層盛り上がるのが楽しみ。ワクワクしています」と語るのは、ダイチの田中実会長。2000年とやま国体に向けて、競技団体からの依頼で1995年にスケート部を設けて、スケート選手を預かった。2004年に田畑選手と羽田雅樹監督、2006年には穂積選手を受け入れた。社員約40人の会社ながら、公共事業削減、不況という逆風が吹き荒れる中でも夢を追って、両選手をサポートしている。昨年末の五輪代表選考会には田中会長、社員約20名がエムウエーブに横断幕を掲げ、メガホンを使って熱い声援を送った。五輪には、富山から12名がバンクーバー入りし、応援する予定だ。
「闘志を内に秘めて頑張る田畑は、ベテランの技と力を出し切ってほしい。穂積は田畑の後ろ姿を見ながら練習に励み、ここまで成長してきました。五輪独特の雰囲気に飲み込まれずに戦ってほしい」と田中会長。競技は、現地14日(日)に続き、21日(日)には田畑選手が出場する女子1,500m、24日(水)には穂積選手出場の女子5,000m、26日(金)には田畑、穂積の両選手と高木美帆選手、小平奈緒選手が出場する団体追い抜き予選、27日(土)には団体追い抜き決勝が行われる。各選手の活躍に声援を送りたい。
問い合わせ
「ダイチ・スケート部、田畑真紀選手、穂積雅子選手」について
●ダイチ(株)
TEL.076-451-6601
FAX.076-451-6632
http://www.daichikk.co.jp