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2010年 4月 28日 [ トピックス ]
No.452-2:富山を知る一冊! 『富山物語』2010春号発行 -30名様にプレゼント!!-
『富山物語』2010春号が発行された。特集は「きずなが育む豊かな日常〜南砺市井波」。木彫りの町「井波」に生きる工芸職人の創作活動や暮らしぶりを通して、町の魅力や人々の息遣いを伝える。「とやま味のブランド」では、富山湾の神秘“ホタルイカ”を紹介。
●木彫りの町に生きる工芸職人をクローズアップ
富山の人や暮らし、産業、文化、特産品などに関わる様々な“物語”を紹介する『富山物語』の2010春号が発行された。夕闇迫る砺波平野の散居村を撮らえた表紙をめくると、特集「きずなが育む豊かな日常〜南砺市井波」。井波彫刻で知られる工芸の町「井波」に生きる木彫師・田中孝明さん、妻で塗師の早苗さんの暮らしぶりや創作活動を通して、井波の町の魅力や人々の息遣いを伝えている。
自宅を兼ねた工房の玄関の戸を開け放つと、通りと仕事場がひとつにつながる。毎日、いろんな人が訪れる工房は地域の小さな交流サロンのようで、小学2年生の長女と保育園に通う長男にとっては一番身近な遊び場。ここで両親が仕事に打ち込む姿を間近に見ながら、そして近所の人たちに見守られながらのびのびと育っている。「仕事が忙しくなると、近所のおじいちゃんやおばあちゃんがうちの子を見てくれる」と早苗さん。昔ながらの近所付き合いが今も残り、地域ぐるみで子どもを大切に見守る。子どもたちの成長の姿は、孝明さんと早苗さんの創作活動にたくさんのヒントを与えくれるという。長女の散髪風景をモチーフにした孝明さんの「あおぞらとこやさん」は、ちょっと不機嫌そうな表情が微笑みを誘う作品だ。そして、よいやさ祭り、太子伝会、ひな祭りなど、井波ではさまざまな伝統行事が四季の暮らしに彩りを添え、人々のきずなを深めている。「井波の日常が自分たちの創作意欲に明かりを灯してくれる」と孝明さんは話す。
「対談」では、女優、エッセイスト、ナレーターとして活躍中の室井滋さんと石井知事が、ふるさと富山の魅力について語り合った。「富山の何が好きかというと、富山の女の人が何より好きなんです。信頼できる友人を持つなら富山の女の人が一番だと思います。おしなべて働き者で、かといってでしゃばらない」という室井さんに、「水や食べ物の美味しさはもちろんですが、これからは、幅広い意味での観光、富山県人の人柄の良さ、進取の気風といった魅力も大いにアピールしたい。そんな素敵な人たちがいる県なら面白そうだから行ってみようと思ってもられる地域づくりを進めたい」と石井知事。マイバッグ普及活動を行ってきた富山の女性たちの提案がきっかけとなったレジ袋有料化の取り組み、ふるさと文学館構想などにも話が及ぶ。
●富山の春の味覚、ホタルイカに誘われて
「とやまで体験」では、絹織物の町・城端での手織り体験のひとときを提案。五箇山で養蚕された繭を城端で加工し、明治期には“町を歩けば機の音が聞こえる”といわれたほど織物が盛んだった城端。機械化の波とともに織物業も衰退したが、織物工場が残る川島地区を歩くと、懐かしい風景に出会えるという。城端絹織物の伝承と交流の場となっている「じょうはな織館」では、気軽な「卓上機コース」と本格的な足踏み式の「高機コース」の体験プログラムがある。静かな空間で響くのはトントンと機織りの音だけ。1時間かけて織り上げたテーブルセンターは、絹ならではのやわらかな肌触りと、手織りの温かみが魅力と紹介した。
「とやま味のブランド」では、富山に春を告げる“富山湾の神秘、ホタルイカ”を紹介。産卵期のものを定置網漁で漁獲するため、他県産に比べて丸まると太って大きく、内臓にもほどよく脂がついて旨味も抜群。獲れたてのホタルイカをさっと湯がいて、酢味噌でいただけば、むっちり太った身から旨味と滋味が溢れ出す。最盛期を迎えた富山湾のホタルイカ漁を観賞できる「ほたるいか海上観光」にも触れている。
『富山物語』2010春号は、A4判、オールカラー、16頁。東京・有楽町の「いきいき富山館」、東京、大阪、名古屋の富山県事務所のほか、県内ではいきいきKAN(富山駅前CiCビル5階)、県刊行物センター(県民会館1階)、道の駅、ドライブインなどで配布されている。
『富山物語』2010春号を抽選で30名様にプレゼントします。プレゼント応募フォームに、プレゼント内容「富山物語」・氏名・郵便番号・住所・メールアドレス・電話番号・記事を読んでのご感想をご記入のうえ、お送りください。<5月2日(日)締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
問い合わせ
●富山県観光・地域振興局地域振興課
TEL.076-444-9605
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/