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2010年 5月 6日 [ トピックス ]

No.453-2:若者の元気がとやまを創る! とやま若者チャレンジ支援事業、企画募集!!


 「青少年育成富山県民会議」は「平成22年度とやま若者チャレンジ支援事業」の企画を募集中! 自然環境や伝統食、伝統芸能‥‥ふるさと富山の魅力再発見につながる「“富山って素晴らしい”企画」などを5月17日(月)<必着>まで受け付ける。優秀な企画には、最高50万円まで助成!


●事業初の「“富山って素晴らしい”企画」には最高50万円まで助成

 次代を担う青少年の健全育成を推進している「青少年育成富山県民会議」は、「平成22年度とやま若者チャレンジ支援事業」の企画を募集中!「“富山って素晴らしい”企画」、「指定テーマに基づく企画」、「自由テーマに基づく企画」について、5月17日(月)<必着>まで受け付ける。

 同事業は、青少年育成富山県民会議が、若者が主体となったふるさと富山の魅力再発見につながる企画や、指定するテーマに基づく企画などを募集し、優秀な企画に対してその実現を支援するもの。若者が企画に参画することで若者の意欲を引き出し、地域の活性化、元気とやまの創造につなげることを目的としている。

 応募資格は、概ね18歳から35歳までのやる気があって、富山が大好きな若者。個人の場合は県内在住または県出身の若者、団体の場合は県内で活動している青年団体、グループ(中心構成メンバーが若者)が対象。

 事業初の募集となる「“富山って素晴らしい”企画」には、5つのテーマを設定。<ア>とやまの伝統食に関する企画(味わい、楽しみながら、その食文化が生まれた背景について学ぶ企画など)、<イ>とやまの自然環境に関する企画(恵まれた自然環境や固有の生物などを学びながら、それらを保護・愛護する取り組みを目的とした企画など)、<ウ>とやまの伝統芸能に関する企画(伝統的な祭り・獅子舞・民謡などに親しみ、将来への保存・継承を目指す企画など)、<エ>とやまの文学・文化に関する企画(とやまゆかりの文学作品や富山弁を広く紹介し、郷土の歴史や文化を再認識する企画など)、<オ>とやまの偉人・名匠に関する企画(とやまが生んだ偉人や名匠などの業績や志を学び、広く伝えることで、ふるさとへの誇りと愛着を深める企画など)で、上限50万円を限度額とする助成が受けられる。それぞれのテーマを組み合わせた企画も可能となっている。

 「指定テーマに基づく企画」は、<ア>エコライフスタイルの推進につながる企画(地球温暖化やごみの問題、地域の環境保全を学ぶとともに、環境にやさしいライフスタイルを提案するエコイベント・ツアーの開催など)、<イ>国際交流活動や、多文化共生の地域づくりにつながる企画(異なる文化や生活習慣を学び、理解し合う国際交流・多文化共生のイベントの開催、外国人と日本人が共に学び合う料理教室や日本語教室、子どもの学習支援、情報発信など)、<ウ>心身の健康づくりの推進につながる企画(音楽・自然の癒し効果などを活かしたリラックス方法や、健康維持のために気軽に取り組めるスポーツを家族で体験し、身につけることができるイベントの開催など)の3テーマで、助成は上限30万円。

 「自由テーマに基づく企画」は、「“富山って素晴らしい”企画」、「指定テーマに基づく企画」のいずれにもあてはまらず、若者の柔軟な発想によるテーマで「元気とやま」の創造につながる企画。ただし、未婚男女の出会いに関する企画は対象外とする。助成は上限10万円。

 助成対象・助成金額は、提出された企画書をもとに、審査委員会で審査し決定する。企画の実施時期は、助成決定から平成23年2月28日(月)まで。なお、助成対象となった企画は、年度ごとの申請・審査手続きを経て、3カ年の継続助成も可能となっている。

 応募方法は、企画提案書(A4用紙2ページ)と企画説明書(A4用紙1ページ)に必要事項を記載し、郵送またはEメールで青少年育成富山県民会議事務局へ(〒930-8501 富山市新総曲輪1-7 E-mail:seishonen@esp.pref.toyama.lg.jp)。県厚生部児童青年家庭課のホームページから企画募集要領や応募書類(所定の様式)がダウンロードできる。また、過去の企画もホームページに掲載されているので参考に。

●県内各地で元気とやまにつながる企画実現

 過去の企画でユニークなものを紹介しよう。県内最大の温泉郷・宇奈月温泉(黒部市)を会場にした「SPAマラソンin宇奈月」<平成21年度指定テーマ(伝統芸能)>は、温泉街の名所などを浴衣姿でめぐるマラソン(温泉コース4km/峡谷コース8km)と伝統文化の体験(地元の伝統芸能の獅子舞、郷土料理のとち粥ふるまい)を組み合わせたイベント。県内外から395名のエントリーがあり、浴衣姿に派手な化粧や覆面などで老若男女が足湯に浸かったり、峡谷に架かる山彦橋を渡ったりしながら、マラソンを楽しんだ。旅館での日帰り入浴などに使える「うな券」(商品券)のプレゼントをはじめ、パフォーマンス賞、親子賞なども設けられ、参加者は宇奈月温泉の魅力を堪能した様子。

 「SAMPLING TIME」<平成19年度優秀賞・若者トライ&出会い部門(トライ)>は、国指定重要文化財「佐伯家住宅」(高岡市)を会場に、地域住民や近隣の人々が集い、楽しんだライブ演奏会(ドラム&パーカッション)。古民家の雰囲気を生かすため、演奏ステージを国産杉で手づくりし、照明には蝋燭を使って幻想的な空間を演出。このほか、住宅の一部を開放して写真家の作品を展示するなど、文化財活用の可能性を具体的に提示し、評判を呼んだ。

 小規模作業所が企画した「私たちの世界! ファッションショー」<平成18年度最優秀賞:新川文化ホール(魚津市)>は、障害者への理解を深めてもらうことと、障害者自身が普段できないことにチャレンジしてもらうことを目的にしたファッションショー。“障害者にやさしい”をテーマに、障害者自らがモデル出演し、オーケストラの生演奏のもと、平和、愛、共生など8つの舞台構成で展開。このほか、障害者アーティストによる美術作品、高校生による障害者にやさしい洋服のデザイン画の展示、県内福祉事業所の出店ブースなども並んだ。

 国内有数の魚都として知られる氷見の海を舞台に行われた「海を感じて楽しもう♪」<平成21年度指定テーマ(エコ):氷見漁港周辺>は、氷見市学芸員のガイドによる富山湾・虻が島探検や海底のごみ拾い、海中の写真撮影など、海に親しみながら環境保全活動につなげるイベント。このほか、氷見市海浜植物園での海中写真のパネル展示、地元テレビ局主催のふるさとCM大賞に応募した氷見市の作品「みんなで守る海の森」への情報・写真提供も行った。

 青少年育成富山県民会議事務局では、「たとえば、県外の大学に進学していても富山県出身であれば応募できるので、県外で生活し、改めて実感したふるさとの良さがあれば、ふるさとの魅力再発見につながる“富山って素晴らしい”企画にぜひチャレンジしてみてほしい。若者の柔軟な発想力とアイデアで、富山県を元気に盛り上げてほしい」と話している。


▲「SPAマラソンin宇奈月」


問い合わせ
●青少年育成富山県民会議事務局(富山県厚生部児童青年家庭課内)
TEL.076-444-3136
FAX.076-444-3493
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1201/

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