山から里へ、紅葉前線降下中。深まる秋とともに恋しくなるのが湯の温もり。温泉と観光を気軽に楽しんでほしいと、お得な企画が各地で登場している。立山山麓(富山市)では、らいちょうバレーエリアの立山山麓ゴンドラの往復利用券と山麓にある温泉施設の入浴券をセットにした企画「GONDOLA＆SPA」を11月14日(日)まで、南砺市では市内の14湯をめぐる「なんと湯～ったり　湯めぐり2010」を来年3月31日(木)まで実施している。

●立山ゴンドラの小さな旅と温泉で心身をリフレッシュ

　山から里へ、紅葉前線降下中。紅葉の名所・立山黒部アルペンルート沿いでは、弘法周辺(1,630m)が見ごろを迎えており、今後、美女平、称名滝周辺で色づきが進み、11月上旬まで錦織り成す山々の景観を堪能できる。深まる秋とともに恋しくなるのが湯の温もり。温泉と観光を気軽に楽しんでほしいと、お得な企画が各地で登場している。

　立山山麓(富山市)では、らいちょうバレーエリアの立山山麓ゴンドラの往復利用券と山麓にある温泉施設の入浴券(1施設利用)をセットにした企画「GONDOLA＆SPA」を11月14日(日)まで実施。利用できる温泉施設は、粟巣野温泉のグランドサンピア立山、立山山麓温泉のクレヨンハウス、森の雫、立山国際ホテル、亀谷温泉の白樺ハイツ。チケットの料金は大人1,200円、子ども600円。立山山麓ゴンドラの窓口、各加盟施設、大山観光開発(株)で販売中。

　アルカリ性単純温泉で肌がつるつるになり、「若返りの湯」として親しまれている粟巣野温泉、ナトリウム炭酸水素温泉で肌もしっとり潤う「美人の湯」として知られる立山山麓温泉、県内では珍しい単純硫化水素泉で「生活習慣病の湯」とも呼ばれている亀谷温泉の各湯船に浸かり、紅葉をゆっくり眺めながら、心身をリフレッシュするひとときを。なお、立山山麓周辺の紅葉の見ごろは例年10月下旬から11月中旬まで。今年は1週間ほど、遅れているようだ。

　ゴンドラは全長1,831ｍで、8分ほどで標高1,188ｍのゴンドラ山頂駅へ運んでくれる。富山平野や富山湾、立山、大日岳、桑崎山などの絶景が広がり、眺めていると時の経つのも忘れてしまうほど。ここから8分ほど歩くと、展望台に到着。広場横には、7本の柱が建つ「幸せの鐘～ハッピーツイン・ベル」があり、ベルを鳴らすと、透き通った響きが山々にこだまする。

　大山観光開発(株)では、「森林セラピー基地に認定されている立山山麓で、“いやしの森”と温泉を体感し、心身を癒してみてはいかがでしょうか。ゴンドラ山頂駅や展望台は視界が360度。大パノラマを堪能できます」と話している。

●ほっこ～り、の～んびり、南砺の14湯をめぐる秋

　湯めぐりパスで南砺市内の各湯をめぐる「なんと湯～ったり　湯めぐり2010」が来年3月31日まで実施されている。参加している温泉施設は、国民宿舎 五箇山荘、平ふれあい温泉センター ゆ～楽、くろば温泉、赤尾館、桜ヶ池クアガーデン、ぬく森の郷、庄川温泉峡 長崎温泉 北原荘、天竺温泉の郷、井口体験交流センター ゆ～ゆうランド花椿、法林寺温泉、川合田温泉山田家、野草の宿 来夢、砂風呂の宿 ふくみつ華山温泉、湯宴遊 福光温泉の14カ所。温泉入浴券(湯めぐりパス)は5枚綴りで1,800円。1冊で1施設1回のみ利用できる。各加盟施設、市内の道の駅、市観光協会各事務所窓口で来年2月28日(月)まで販売。

　スタンプ5湯分を集めると応募できる「14湯めぐりスタンプラリー」も催されており、天竺温泉の郷・ペア宿泊券1組、ぬく森の郷・入浴券10枚、桜ヶ池クアガーデン・アクアオアシスプール券(1,500円相当)ペア3組、南砺市観光協会・南砺の特産品BOXと、南砺の特産品や宿泊券などが抽選で当たる。応募は各加盟施設へ。来年4月に抽選が行われるから楽しみにしたい。

　このほか、湯めぐりパスの提示で、井波彫刻総合会館やじょうはな織館、福光美術館、瞑想の郷、相倉民俗館など、市内の19施設の割引サービス＆特典が受けられるのも魅力。温泉めぐりに加えて観光施設などを訪ねてみるのも南砺の秋、冬を楽しむコツだ。

　南砺市観光協会では、「五箇山周辺では、例年10月下旬から11月上旬にかけて紅葉の見ごろを迎えます。温泉に浸かりながら、山々を鮮やかに彩る紅葉、黄葉をお楽しみください」と話している。



問い合わせ
「GONDOLA＆SPA」について
●大山観光開発(株)
TEL.076-482-1311
FAX.076-482-1312
http://www.tateyama36.co.jp/

「なんと湯～ったり　湯めぐり2010」について
●南砺市観光協会
TEL.0763-62-1201
FAX.0763-62-1202
http://www.tabi-nanto.jp/