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2010年 11月 17日 [ トピックス ]

No.481-2:富山生まれの兎の置物にあやかり、飛躍の年へ


 2010年もあと1カ月半。来年の干支・兎をモチーフにした置物を求めて、富山市古沢にある富山ガラス工房へ。ガラス独特の透明感のある兎作品に出会える。富山駅前・CiCビル(富山市新富町)の5階にある富山県いきいき物産(株)のフロアを訪ねると、とやま土人形工房(とやま土人形伝承会)、五箇山和紙、高岡銅器で作られた兎が出迎えてくれる。


●耳をキャップにした香水瓶などユニークな作品

 2010年もあと1カ月半。来年の干支・兎をモチーフにした置物を求めて、富山市古沢にある富山ガラス工房へ。ガラス造形作家の活動拠点として、また人とガラスのふれあいの場として、ガラスの魅力を発信している工房では、色とりどりのガラスの器に囲まれて、可愛らしい兎の置物が並ぶ。ふっくらとした丸い顔に大きな耳を強調したユニークな兎、2つの耳をキャップにした香水瓶、ペアで跳躍する兎、ガラスの中に月を閉じ込め、その上に兎を配置した置物と、ガラスならではの造形の美しさがある。今はまだ出始めたばかりで、県内4人の作家のものが中心だが、随時増えていく予定だ。

 首都圏に富山のガラスをPRしようと、11月27日(土)~12月6日(月)10:00~20:00(最終日18:00まで)、「ガラスのクリスマスギフト展」が紀伊國屋書店新宿南店・4階特設会場で開催される話題も紹介しよう。富山ガラス工房の企画では、これまで百貨店での開催はあったが、書店での展示・販売は初めての試み。ガラスと本のコラボレーションが楽しみだ。

 同展では、県内で活動しているガラス作家10名のガラス作品を展示・販売する。テーマは「クリスマス」。作家たちの感性でデフォルメされたクリスマスツリーやサンタクロース、トナカイ、雪だるまなどが登場する。5,000円前後とギフトにはちょうどいい値段。クリスマスのプレゼントなどに購入したい。

 富山ガラス工房では、「クリスマスギフトと干支ともにガラスの持つ透明感、具象にはない、自由な表現、造形の面白さに触れてほしい。特産品開発として、ガラスに力を入れている富山をPRしたい」と話している。

●伝統の技が冴える兎を手にする

 富山駅前・CiCビル(富山市新富町)の5階にある富山県いきいき物産(株)の展示・販売フロアを訪ねると、とやま土人形工房(とやま土人形伝承会)、五箇山和紙、高岡銅器で作られた兎が出迎えてくれる。

 土人形の兎は裃姿で新年を寿ぐ姿や立ち姿のものなどがあり、いずれも愛らしい表情を浮かべている。土人形ならではの素朴さと温もりが感じられる。五箇山和紙の兎はひなびた味わいがあり、和紙独特の風合いも魅力。白い色が雪深い冬の五箇山をイメージさせる。高岡銅器の兎はどっしりと重厚で、銅器ならではの質感がある。いずれの干支作品も毎年、心待ちにしているファンが大勢いるという。大きな赤い耳に、くりくりとした赤い目、跳躍する姿にあやかり、2011年を飛躍の年にしたい。

 富山県いきいき物産(株)では、「干支の置物は毎年人気で、品薄になるため、今年は早めに並べました。富山生まれの兎で、富山の旅の思い出をより深めてみてはいかがでしょうか。また、冬の贈り物として、“越中とやま 富山産直便”の販売を11月から始めました。豊かな自然に恵まれた富山ならではの旬味がずらり。富山湾産紅ズワイガニ、富山干柿、かぶら寿し、氷見牛昆布締め、富山湾産寒ブリなど、多彩な味わいが楽しめます。インターネットからもお申し込みいただけます」と話している。




問い合わせ
●富山ガラス工房
TEL.076-436-2600
FAX.076-436-5735
http://www.toyama-garasukobo.jp

●富山県いきいき物産(株)
TEL.076-444-7137
FAX.076-444-7133
http://www.ikiiki-toyama.co.jp

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