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2011年 7月 13日 [ イベント ]
No.514-2:世界トップレベルの自然・野生生物の映像が集合!ジャパン・ワイルドライフ・フィルム・フェスティバル2011
「ジャパン・ワイルドライフ・フィルム・フェスティバル2011 第10回世界自然・野生生物映像祭」(主催:NPO法人 地球映像ネットワーク)が8月4日(木)~7日(日)、富山国際会議場(富山市)をメイン会場に開催される。53の国・地域から過去最多となる459作品もの応募があり、入選作品(ノミネート作品)35本が吹き替え・字幕入りの大スクリーンで会期中に上映される。
●ノミネート作品35本を大スクリーンで一挙上映
見たことのない自然の世界、野生生物、地球の姿を一緒に楽しもう――「ジャパン・ワイルドライフ・フィルム・フェスティバル2011 第10回世界自然・野生生物映像祭」(主催:NPO法人 地球映像ネットワーク)が8月4日(木)~7日(日)、富山国際会議場(富山市)をメイン会場に、県内4会場(高岡市ふくおか総合文化センター、黒部市吉田科学館、立山カルデラ砂防博物館、砺波市・望頼山荘)をサテライト会場に開催される。
「いのち、感動。共に生きる―。」をテーマに世界から自然・野生生物映像を公募し、優秀作品を表彰して世界に発信する同映像祭。平成5年から2年に1度、自然豊かな富山県で催されており、今回は記念すべき第10回目となる。アジア・オセアニア地域最大の映像祭として成長し、英国のワイルドスクリーン、米国のジャクソンホール・ワイルドライフ・フィルム・フェスティバルとともに自然・野生生物の世界三大映像祭として評価されている同映像祭で、熱い夏を体感したい。
今回は53の国・地域から過去最多となる459作品もの応募があり、その中から、入選作品(ノミネート作品)35本が吹き替え・字幕入りの大スクリーンで会期中に上映される。映像祭期間中に最終選考が行われ、入選作品の中から大賞や富山雷鳥賞、撮影賞などが決まる。
入選作品をいくつか紹介しよう。「遥かなるエコー~あるアフリカ象の物語~」(イギリス:59分)は、“エコー”と名付けられたアフリカ象に焦点をあてた作品。エコーは、アフリカ象のグループのリーダーとして、その知識を後の世代に伝えることができたのか、エコーの死、飢え、なわばり荒らしなど幾多の苦難を乗り越え、象のグループは生き残ることができるのかを映像で伝える。「ヤノマミ~アマゾン最後の部族~」(日本:59分)では、アマゾンの最奥部で1万年以上、独自の文化・風習を守り続け、“最後の石器人”と呼ばれているヤノマミ族を紹介。スタッフが、ヤノマミ族の集落に150日間同居し、言葉を覚え、彼らと同じものを食べながら撮影を続けたという。「極北の魂」(アメリカ:39分)は、写真家・星野道夫氏が撮影した280枚の写真とアラスカ先住民の伝統的な歌、アラスカに生息する生き物の鳴き声、大地を流れる川の音で構成した作品。大自然の音と色が、見る者をアラスカの旅へと誘う。「1000の太陽~アフリカ大地溝帯に暮らす~」(アメリカ:27分)は、アフリカ大地溝帯のガモ高地に暮らす人々と、その独特な世界観をつづる物語。効率を求める西洋文化と闘いながらも、太古から変わらぬ文化と暮らしを守り続ける人々の苦悩を追っている。いずれの作品も日頃見ることができない大自然のドラマや、ひたむきに生きる生命の数々を見せてくれる。映像を通して、地球と生命の素晴らしさ、自然環境の大切さを考えたい。
●過去の優秀作品18本も特別上映
第10回記念の特別企画として、「カバの約束」(イギリス:01年大賞、富山雷鳥賞)、「眠れる美女の村」(フィンランド:03年大賞)、「ムツばあさんのハナ物語」(日本:05年自然との共生賞)など、過去の優秀作品18本を上映する「Best of The Best」、スタンプラリーなどが予定されている。特別上映会(共生の時代、ミクロの世界、自然と昆虫の3D作品など)、羽仁進監督トークショー、応募全作品を鑑賞できるビデオライブラリーなども楽しみだ。映像祭併催イベントとして「大震災写真展」も企画されている。
入場料は、メイン会場の富山国際会議場のみ1日券500円、4日通し券1,000円で、高校生以下は入場無料。サテライト会場は、大人・高校生以下ともに入場無料となっている。
地球映像ネットワークでは、自然や動物が好き、生物や環境、国際交流などに関心があるといったボランティアスタッフを募集中。前回は、延べ200名を超えるボランティアが映像祭の運営を担った。サポート内容は、ポスターやチラシの配布、デイリーニュース作成、一般事務、会場設営、案内、海外ゲスト対応の通訳など。対象は、高校生以上で、事前準備や映像祭期間中に活動できる方。また、「子どもシアター」を運営する小中学生の「子どもボランティア」も募集。申し込みは、名前、参加可能日、希望担当業務、これまでの映像祭参加経験の有無などを明記し、E-mail/nfn2@naturechannel.jpにて。電話での問い合わせも受け付けている。
問い合わせ
●NPO法人 地球映像ネットワーク
<東京事務所>
TEL.03-5261-9907
FAX.03-5261-9760
<富山事務局>
TEL.0763-37-0003
http://www.naturechannel.jp/