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2011年 3月 2日 [ 特産品 ]

No.496-1:おすそわけの心を全国へ!お土産「越中富山 幸のこわけ」


 富山県が平成21年度から進めてきた「越中富山お土産プロジェクト」事業の商品群が完成し、「越中富山 幸のこわけ」のブランド名で本格販売がスタート! 現在、福わけ鯛、ほたるいか燻製など、18種類の商品をラインナップ。富山空港ターミナルビル2Fの「まいどは屋」、JR東京駅1Fサウスコート内の「ニッコリーナ エキュート東京店」などで販売中。


●食べきりサイズのシンプル&エコ18種類

 富山県が平成21年度から進めてきた「越中富山お土産プロジェクト」事業の商品群が完成し、「越中富山 幸のこわけ」のブランド名で本格販売がスタート! 2月22日、商品発表会が東京千代田区・丸の内ビルディング1Fのマルキューブで開かれ、ブランド名や商品コンセプトの発表、石井知事と県出身の女優・タレントの柴田理恵さんとのトーク、商品の試食・販売などが行われた。

 同プロジェクトは、富山の豊かな自然や食文化、職人の技から生まれる多数企業の優れた物産について、統一感のあるデザインでブランド化を図り、富山の魅力を効果的に伝えるお土産商品群を開発することが目的。県総合デザインセンターを中心とするプロジェクト委員会が、ブランドロゴやパッケージデザインの制作、商品選定などに取り組んできた。

 現在、「ほたるいか燻製」、「福わけ鯛」など18種類が揃う。富山には婚礼の引き出物「鯛の細工かまぼこ」を小さく切り分けてご近所に配り、喜びや幸せを分かち合う、「おすそわけ」の風習が根付いている。この「おすそわけ」をコンセプトに、1つひとつの商品は少量の食べきりサイズ。気に入った商品を詰め合わせでき、お土産として配りやすいのも特徴。少量のため、無駄に食べ残さない、環境に優しい商品だ。

 ロゴマークは、「富」をモチーフに、上半分でお土産をやりとりする際の「笑顔」、下半分で富山のお土産を分けあう喜びや、富山からお土産を全国へ発信する様子を表現している。

 百貨店のバイヤーやマスコミ、一般の消費者を対象にした商品発表会では、石井知事と柴田理恵さんが富山の“おすそわけ文化”や“食・デザイン”などについてトークを繰り広げ、丸の内OLらに新商品をアピールした。

●女性の視点で商品づくり

 「越中富山 幸のこわけ」は、プロジェクト委員会が「おいしさ」、「富山らしさ」、「オリジナリティー」、「企業の対応力」、「市場性」の5つの評価基準で選定した。蒲鉾や昆布巻、日本酒、せんべいなど、常温品、要冷品合わせて18種類(315円、420円、525円、735円)だが、今後拡充していく。委員会にはアートディレクター、チーズソムリエなど県内で活躍する4人の女性がメンバーとして参加しており、女性ならではの視点で富山らしい商品を発掘してきた。

 いくつか紹介すると、「ほたるいか燻製」は富山湾で獲れたホタルイカを独自の製法でスモークした商品で、香ばしい味わいが日本酒にもよく合う。「福わけ鯛」は鯛の細工かまぼこ。愛らしい表情と姿が印象的で、食べるのももったいないと思えるほど。「幻魚せんべい」はゼラチン質におおわれたコラーゲン豊富な富山湾のゲンゲと昆布を練りこんだ口当たりのいいせんべい。「ぶり大根寿し」は、ブリを大根で挟み、麹漬けにして低温発酵させた北陸の伝統食。「刺身の昆布じめ」は、昆布の旨味を充分に染み込ませたサス(カジキマグロ)の刺身が格別だ。

 「越中富山 幸のこわけ」は、富山空港ターミナルビル2Fの「まいどは屋」、JR富山駅特選館2Fの「とやま屋」、駅前CiC5FのいきいきKAN「富山県いきいき物産」、JR東京駅1Fサウスコート内の「ニッコリーナ エキュート東京店」で販売中。

 富山県総合デザインセンターでは、「30~40代の女性をターゲットにシンプルなパッケージデザインを取り入れた。コンパクトな食べきりサイズで、富山ならではの食の美味しさと、おすそわけの心を伝えたい」と話している。




問い合わせ
●富山県総合デザインセンター
TEL.0766-62-0510
FAX.0766-63-6830
http://www.toyamadesign.jp/index.html
http://osusowake.toyamadesign.jp/archive/

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