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2011年 2月 16日 [ トピックス ]

No.494-1:“とやまポーク”料理コンテスト、入賞作品決定!


 富山県は、“とやまポーク”の魅力をPRし、消費拡大を図るため、本年度初めて、一般の方や飲食店などを対象に「“とやまポーク”料理コンテスト~おうちde簡単お肉料理~」を開催。一般、飲食店の各部門から最優秀賞(1作品)、優秀賞(3作品)を選出した。入賞作品のレシピを県ホームページに掲載している。

▲一般の部 最優秀賞
「里芋の“とやまポーク”包み 甘酢あんかけ」(左)/
飲食店の部 最優秀賞
「“とやまポーク”ともちもち蓮根の沢煮風」(右)

●入賞作品のレシピ、県ホームページに掲載中

 富山県は、“とやまポーク”の魅力をPRし、消費拡大を図るため、本年度初めて、一般の方や飲食店などを対象に「“とやまポーク”料理コンテスト~おうちde簡単お肉料理~」を開催した。応募総数163通(一般の部:139通、飲食店の部:24通)の中から、県の審査委員会による一次審査(書面)を経て、2月6日に最終審査(実演)を実施した結果、各部門から最優秀賞(1作品)、優秀賞(3作品)を選出した。
 
 一般の部の最優秀賞は「里芋の“とやまポーク”包み 甘酢あんかけ」(藤岡理恵さん:雄峰高校)。塩茹でして軽くつぶした里芋を豚肉で包み、キャベツ、ごぼう人参、しめじなどを使った甘酢あんかけをかけて出来上がり。県産野菜をふんだんに使った点が特徴で、とやまポークと里芋の食感、甘酢の風味に食欲もそそられる。

 優秀賞には、豚肉をすりおろしリンゴに浸けて柔らかくした「“とやまポーク”のアップル根菜炒め」(犬島亜矢乃さん:富山市)、炒めた豚肉にすりおろしリンゴを加え、野菜とともに丼にした「“とやまポーク”のりんご甘酢あんかけ丼」(上野真実さん:富山短期大学)、熱々の豚肉、野菜、すいとんを鍋にした「“とやまポーク”の好い豚なべ」(山川澄子さん:高岡市)の3作品。いずれも“とやまポーク”の美味が冴える料理だ。

 飲食店の部の最優秀賞は、「“とやまポーク”ともちもち蓮根の沢煮風」(草開亮自さん:暖座本舗)。千切りにした豚バラ肉の上に、エビを入れた蓮根をのせ、茶巾に。これにボイルしたニンジン、シイタケ、ゴボウ、ブロッコリーととろみをかけていただく。野菜がたっぷりなので、豚肉の脂っこさも感じない。茶巾にすることで、蒸し器がなくても鍋やレンジで作れる逸品だ。

 優秀賞には、モモ、バラ、ハツ、ミミガーと、豚肉を数多く使った「“とやまポーク”のロール白菜と県産冬野菜の煮込み」(村石淳さん:とやま自遊館)、豚バラ肉のミンチとスライスを使った白菜ロール、焼き野菜をユズソースでいただく「“とやまポーク”・富山の豚やちゃ!」(桶川智史さん:ホテルニューオータニ高岡)、筋切りした豚肉に片栗粉をまぶして揚げ、梅酒で煮た「とろっと“とやまポーク”の梅酒煮」(坂上竜一さん:居酒屋 柊)が選ばれた。入賞作品のレシピは県ホームページに掲載中なので、家庭で料理を楽しみたい。

●味も鮮度も◎“とやまポーク”

 “とやまポーク”とは富山県産豚肉のブランド名だ。黒部名水ポーク、タテヤマポーク、むぎやポーク、メルヘンポークなど9つの地域銘柄があり、各産地ならではの工夫と情熱で高品質な肉豚生産に取り組んでいる。飼育されている豚のほとんどは、タテヤマヨークを中心とした大ヨークシャー種と、繁殖能力に優れたランドレース種を交配して生まれた雌と、雄のデュロック種を掛け合わせた3品種の交配種。タテヤマヨークとデュロックは県農林水産総合技術センター畜産研究所(種畜供給センター)が供給している。

 “とやまポーク”は、豚肉特有の臭味を抑えた柔らかい肉質を持ち、脂のしつこさやクセがなく、さっぱりしていること、調理する際に灰汁が出にくいことなどが大きな特徴だ。これは飼料に混ぜる「竹酢」などの効能によるもので、多くの生産者が竹酢を取り入れている。竹酢は、竹を蒸し焼きにしたときに出る蒸気を冷却してできる。殺菌や消毒作用があるとして、古くから日本の生活に取り入れられてきた安心・安全な液だ。

 “とやまポーク”は、(株)富山食肉総合センターで衛生的に処理され、品質が安定していることもPRポイント。処理してからスーパーなどの店頭に並ぶまでの時間が早く、鮮度がいい。また、県外から種豚を持ってきた際に「県外導入豚隔離施設」で必ず隔離して病気をチェックし、健康な種豚だけを導入していることも高品質の肉豚生産につながっている。
 
 富山県農林水産部農業技術課では、「味も鮮度も◎“とやまポーク”を使った料理をご家庭でお楽しみください。飲食店の部の最優秀賞作品はお店のメニューとして提供される予定なので、ぜひ味わってほしい」と話している。




問い合わせ
●富山県農林水産部農業技術課
TEL.076-444-3288
FAX.076-444-4409
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1612/

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