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2007年 12月 12日 [ トピックス ]

No.330-2:干支(子)の置き物で幸福を招こう


 来年の干支は十二支のはじめとなる「子(ねずみ)」。ねずみは大黒天の使いとされ、幸福を招く縁起物、子孫繁栄のシンボルとなっている。1年の始まりを祝うお正月には、ガラスやブロンズなどで出来た富山の干支の置き物を飾り、厳かに初春を迎えてはいかがだろう。愛らしい姿のねずみにあやかり、1年の福を家内に招きたい。

●透明感のあるガラスの干支はお洒落な小物

 来年の干支は十二支のはじめとなる「子(ねずみ)」。ねずみは大黒天の使いとされ、幸福を招く縁起物、子孫繁栄のシンボルとなっている。1年の始まりを祝うお正月には、ガラスやブロンズなどで出来た富山の干支の置き物を飾り、厳かに初春を迎えてはいかがだろう。愛らしい姿のねずみにあやかり、1年の福を家内に招きたい。富山自慢の干支の置き物をクローズアップしてみた。
 
 ガラスのまちづくりに取り組む富山市において、ガラス造形作家の育成・活動拠点となっている「富山ガラス工房」。そのショップには、さまざまな生活シーンを彩るガラス製品が展示・販売されており、新年間近のこの時期には、ガラスで制作された干支の置き物が店頭に並ぶ。
 
 自在に形を作ることができるガラスだけあって、ねずみの形もさまざま。鏡餅のミカンが橙色のねずみになっていたり、尻尾が長くコンピュータのマウスを思わせる形や、うたた寝しているねずみがいたりと、愛らしい姿で目を楽しませてくれる。どの飾りもガラスならではの造形の美しさと透明感が感じられ、洋室、和室を問わず、室内をお洒落な雰囲気にしてくれる。手頃な大きさで、玄関やリビングの棚、テーブルなどに気軽に飾れるのも魅力だ。また、干支の置き物のほか、クリスマス用のガラスの小さなクリスマスツリーやサンタクロース、キャンドルケースなども豊富に揃っており、聖なる夜をロマンチックに演出してくれるだろう。

●郷愁をそそる土鈴のねずみもおすすめ

 富山市民俗民芸村にある「とやま土人形工房」では、ねずみをモチーフにした温もりのある土鈴が並ぶ。ひもを持って振ると、コロン、コロンと素朴な音色を奏でてくれるのもいい。とやま土人形は型に粘土を入れて成型し、素焼きしたあとに絵付けしたもので、目やひげ、耳などが丁寧に描かれている。基本はあるが、手描きのため、一つ一つの表情に違いが感じられる。手のひらに乗せて、その違いを楽しみながら選んでみたい。工房では、土人形の絵付け体験もできるので、自分好みのオリジナルカラーのねずみを制作してみるのも思い出になるだろう。

 銅器のまち・高岡にある「高岡地域地場産業センター」では、青銅やブロンズ、アルミなどの素材で制作されたねずみの置き物がずらりと並ぶ。国の伝統的工芸品に指定されている高岡銅器ならではの重厚感や質感が印象的で、十二支の先頭を飾り、未来を開いていく力強さが感じられる。姿形は、ねずみに米俵や小槌、大根、大判小判、鏡餅などを添えたものや、親子のねずみなど、さまざまだが、どれも今にも動き出しそうな躍動感があり、見ていると心が和んでくる。

 東京・有楽町にある県アンテナショップ「いきいき富山館」では、和紙の素朴な風合いが楽しめる五箇山和紙や、とやま土人形、高岡銅器などの干支の置き物が展示・販売されている。また、12月29日(土)まで「キトキト氷見・観光展」が開催されており、氷見の獅子舞コーナーでは、初春にふさわしい獅子頭「ダン獅子」も展示・販売。獅子頭といえば、木彫りで重厚なイメージがあるが、ダン獅子はなんと段ボール製。子どもも軽々と持ちながら遊べる重さで、歯と歯を噛み合わせると「カン、カン」と段ボールとは思えないほどの小気味よい音を響かせる。縁起物としてはもちろん、子どもへのお正月のプレゼント、おもちゃとしても喜ばれそうだ。



問い合わせ
●富山ガラス工房
TEL.076-436-2600
FAX.076-436-5735
http://www.toyama-garasukobo.jp/

●とやま土人形工房
TEL.076-431-4464
FAX.076-433-8370
http://www8.city.toyama.toyama.jp/kanko/

●高岡地域地場産業センター
TEL.0766-25-8283
FAX.0766-26-7373
http://www.takaokajibasan.or.jp/

●いきいき富山館
TEL.03-3213-1244
FAX.03-3213-1388
http://www.toyamakan.com/

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