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2007年 9月 12日 [ トピックス ]
No.317-2:紅葉シーズンに定期観光バス「たちやま」で立山の絶景を!
山々が紅葉、黄葉に彩られる秋。世界第一級のスケールを誇る山岳観光ルート、立山黒部アルペンルートに新たな定期観光バス「たちやま」が登場した。標高977mの美女平から2,450mの室堂まで、立山高原バス(路線バス)では50分で走るところを2時間40分かけてゆっくり立山の自然を楽しむバスツアー。
●ナチュラリストのガイドで散策
山々が紅葉、黄葉に彩られる秋。世界第一級のスケールを誇る山岳観光ルート、立山黒部アルペンルートに新たな定期観光バス「たちやま」が登場した。標高977mの美女平から2,450mの室堂まで、立山高原バス(路線バス)では50分で走るところを2時間40分かけてゆっくり立山の自然を楽しむバスツアー。これまで車窓から眺めるだけだった景勝地に立ち寄り、ナチュラリスト(自然解説員)の解説を聞きながらの散策が楽しめる。
まず、8:00〜8:30に立山駅総合案内センターで手続きを済ませた後、立山ケーブルカーで美女平へと上がり、「たちやま」に乗車する。コースは美女平(9:20出発)〜大観台〜弥陀ケ原〜国見〜室堂(12:00到着予定)。所要時間2時間40分のうち、下車観光時間が1時間50分を占めており、大観台、弥陀ケ原、国見の各ポイントを30〜40分ほど散策できる。
最初の下車ポイントである大観台は美女平から8.1km地点で、4段になって流れ落ちる日本一の大滝・称名滝(落差350m)の4段目付近が眺められる。滝音も聞こえるというから楽しんでみたい。標高1,630mの弘法付近でバスは徐行し、車内では沿線に点在する石仏や立山修験道の案内が始まる。約2,000mの弥陀ケ原では、弥陀ケ原ホテル前に停車。眼前には、広大な溶岩台地を鮮やかに彩る紅葉、正面にそびえる大日岳、水面に空を映す池塘などの美しい景観が広がる。悪天候の場合は、弥陀ケ原ホテル館内からのガイドも予定されている。
●国見で剱岳を遠望する
弥陀ケ原を出発した「たちやま」は美松を通過し、天狗口へ。ここはバスの車窓から初めて立山連峰が見渡せる場所。富山平野も眼下に広がり、天候によっては雲海の神秘的なシーンも眺められる。2,300mの天狗平を通過し、美女平より21.6kmの国見へ。周辺は春から初夏にかけて、高さ20m近くの雪の大谷が見られる場所で、立山連峰の360度の大パノラマが展開する。特に、剱岳の眺望が素晴らしく、そそり立つ岩峰の姿を遠望できる。
今後の「たちやま」の運行日は、9月13日(木)、14日(金)、19日(水)、20日(木)、21日(金)、26日(水)、27日(木)、10月2日(火)、3日(水)、4日(木)、10日(水)、11日(木)、16日(火)、17日(水)、18日(木)、19日(金)、23日(火)、24日(水)、25日(木)。参加費は大人、子どもともに1,500円(別途、アルペンルートの乗車券代が必要)。乗車には3日前までに事前予約が必要。予約は立山黒部販売予約センターへ(TEL.076-432-2819 FAX.076-442-3431 E-mail:hanbai@alpen-route.co.jp)
立山黒部貫光(株)営業推進部では「アルペンルートの魅力を新たに掘り起こし、自然豊かな景勝地を知ってもらうために“たちやま”を企画した。通常運行の高原バスでは下車できない場所もガイド付きで見学することができる。また紅葉は9月中旬〜下旬に室堂、9月下旬〜10月上旬に弥陀ケ原、10月中旬〜下旬に美女平、10月下旬〜11月上旬に称名滝周辺が見ごろを迎える。標高とともに移り変わる絶景を楽しんでほしい」と話している。
問い合わせ
●立山黒部貫光(株)営業推進部
TEL.076-432-2819
FAX.076-442-3431
http://www.alpen-route.com/teiki-bus/teikan1.html