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2007年 9月 12日 [ トピックス ]
No.317-1:富山県の新観光シンボルマーク、決定
富山県の新しい観光シンボルマークがこのほど決定した。富山のシンボルである立山連峰と富山湾を、シンプルでオリジナリティー溢れるデザインとカラーで表現。富山の雄大な自然景観を印象づけるデザインや、優しさ・癒し、温かいもてなしの心をイメージさせる丸みを帯びたやわらかいフォルムが評価された。
●立山連峰と富山湾をモチーフに
富山県の新たな観光キャッチフレーズ「パノラマ キトキト 富山に来られ」に合わせた、新しい観光シンボルマークがこのほど決定した。新マーク制定にあたり、県では県内外のデザイナー7名を指名し、デザイン案(1名2作品)を募集する指名コンペを実施。新キャッチフレーズ等選定委員会(座長:渡辺康洋富山大学芸術文化学部教授)によって、バラエティーやスポーツのテレビ番組などのタイトル・ロゴを手掛ける新潟市在住のデザイナー、関谷隆さんの作品が選ばれた。
採用作品は、富山のシンボルである立山連峰と富山湾を、シンプルでオリジナリティー溢れるデザインとカラーで表現。富山の雄大な自然景観を印象づけるデザインや、優しさ・癒し、温かいもてなしの心などを思い浮かべさせる丸みを帯びたやわらかいフォルムが評価された。新マークを眺めていると、富山の「富」の字や温泉に浸かる人など、いろいろなイメージを湧かせてくれる。やわらかな印象を受けるが、インパクトがあり、自然、食、文化、温泉など富山の観光資源の豊かさが表われているようだ。
これまでの観光シンボルマークには、富山の売薬さんがお土産として得意先に配った紙風船をモチーフにしたデザインと、「いい人 いい味 いきいき富山」のキャッチフレーズが使われてきた。新しい観光キャッチフレーズとシンボルマークの制定は25年ぶりとなる。
●山手線で富山の魅力をPRする計画
富山県では、来年3月の東海北陸自動車道の全線開通などを見据え、10月から新観光キャンペーンを展開する。新しい観光キャッチフレーズとシンボルマークを観光ポスターやパンフレットなどに活用し、富山をPRしていく考えだ。
また、3月の能登半島地震、7月の新潟県中越沖地震と、隣県で地震が続いた。主要観光地において観光客数の減少がみられており、今後も風評被害が懸念されることから、県では、新しい観光キャッチフレーズとシンボルマークを使った首都圏での観光キャンペーンにも力を入れていくこととしている。具体的には、東京都内を走るJR山手線の車体に富山の観光PR広告を施した車両を走らせることを検討している。山手線の1週間の延べ利用者数は約2,228万人で、4週間で約1億人にものぼる計算になることから、大きな広告効果が期待できるという。
富山県商工労働部観光課では、「新キャッチフレーズ・シンボルマークで富山の観光の魅力を国内外に積極的にアピールしていきたい。これからの季節、立山や黒部峡谷、五箇山などでは紅葉シーズンを迎える。また秋の深まりとともに富山湾の魚介も美味しさを増してくる。紅葉を愛でながら、温泉に浸かる旅や、キトキトの魚を味わう旅など、富山を思い思いに満喫してほしい」と話している。
問い合わせ
●富山県商工労働部観光課
TEL.076-444-3200
FAX.076-444-4404
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1302/kj00005624.html