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2007年 8月 1日 [ トピックス ]

No.311-1:くらしたい国、富山「定住交流促進サイト」、開設


 定住・半定住希望者の視点に立ち、富山での暮らしの魅力や生活関連情報などを発信するホームページ:くらしたい国、富山「定住交流促進サイト」(http://toyama-teiju.jp/)が、富山県の「くらしたい国、富山」推進本部によって開設された。

●“普段着の富山”を知ってもらう

 定住・半定住希望者の視点に立ち、富山での暮らしの魅力や生活関連情報などを発信するホームページ:くらしたい国、富山「定住交流促進サイト」が、富山県の「くらしたい国、富山」推進本部によって開設された。

 団塊世代の大量退職時期の到来などを背景に、地方での居住やスローライフ志向が高まるなか、富山県では、大都市圏などから富山への定住・半定住の推進を図るため、今年度、同推進本部を設置し、総合的に定住・半定住施策を進めている。富山での暮らしの魅力や県・市町村の支援事業、担当窓口などを紹介する専用ホームページの開設によって、情報発信の充実・強化を図りたい考えだ。

 ホームページのコンセプトは、できるだけ日常に根づいた情報を紹介し、“普段着の富山”を知ってもらうこと。「魅力」、「自然」、「産業・雇用基盤」、「生活基盤」、「習俗」といったコンテンツのなかでも、「まちなみ」、「道」、「食」、「人」をクローズアップした「魅力」では、“普段見る景色”や“普段食べる食事”などが紹介されており、普段着の富山に触れることができるだろう。

 「まちなみ/都市的風景」をのぞいてみると、射水市旧新湊市街地を流れる内川周辺のエリアが“日本のベニス”と呼ばれていると紹介。川沿いの家は、目の前が船着場。川には多くの漁船が繋がれているという。川沿いと町中にある空き家を短期滞在向けに貸し出す事業が進められており、射水ライフを体験してみてはいかがだろう?と呼び掛けている。

 「食」の料理講釈では、富山県の料理と石川県金沢の料理の違いを解説。「“富山県の料理は、どんな材料で作られているか見ただけでわかる。金沢の料理は見ただけでは材料がわからない”‥‥富山は材料をそのまま生かした調理、金沢は京料理のような“一手間”を加えた料理。金沢は、加賀百万石のお膝元。お殿様が江戸350年間にわたり文化を育んできたのに対して、富山は一生懸命に田畑を耕し年貢を納めてきた。これが県民性や料理にも表れているのかもしれません」とちょっとマニアックな視点も入れながら講釈されているのが印象的だ。

●UIターン者の辛口の意見も掲載

 「UIターン事例紹介」のコーナーでは、富山への定住を果たした人を登場させ、富山への移住のきっかけや仕事、富山への思い、定住・半定住希望者へのアドバイスなどが語られている。自然に恵まれた富山ならではの生活や食の魅力、保育園などに子どもを預け、仕事に出かけられる子育て環境の良さなどを紹介する一方で、「富山に定住してもらいたいと親身に考えるならば、メリットと同様デメリットも伝えてあげてほしい」、「引越してきた当初は、“旅のひと”と呼ばれ、なかなか地域に入れてもらえない疎外感を感じたこともあった」、「東京で働いていた時と比べて収入は減った。でも食べていけないこともない」、「家の貸し借りも、インターネットの掲示板を活用するなど気軽にできるといいな」など、辛口の意見や率直な感想も掲載されており、富山への定住・半定住に関心のある方には有益な情報となるだろう。

 「アンケート」では、地方での暮らしにどのような魅力を感じるか、富山県への移住や週末滞在などを実施してみたいか、住宅は何がよいかなどの質問項目のほかに、移住、定住などに関するパンフレットの提供希望の有無の項目があるので、ぜひ送信を。

 推進本部では、上記ホームページやパンフレットなどによる情報発信をはじめ、生活体験の中で富山の良さや魅力を感じてもらう「とやま暮らし体験モデル事業」の実施や、「ふるさと回帰フェア」(10月:東京、大阪)への出展などを今年度に計画している。

 富山県知事政策室地域振興課では「より多くの方々に富山を知り、富山を訪れ、富山で暮らしていただけるように、自然、歴史・文化、食、住み良い富山の地域イメージを全国に発信したい。また受入体制の整備に取り組むことなどにより、富山県への定住や半定住の促進につなげていきたい」と話している。



問い合わせ
●富山県知事政策室地域振興課
TEL.076-444-3949
FAX.076-444-4561
http://toyama-teiju.jp/

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