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2006年 9月 6日 [ トピックス ]
No.264-1:富山で定住、半定住を! 「ときどき富山県民」推進事業
富山県では、交流人口の拡大と定住の促進を目指して、今年度から「ときどき富山県民」推進事業を展開している。10月には首都圏在住者向けに「富山魅力体験モニターツアー」を近畿日本ツーリストと連携して実施する。「こしのくに音楽祭・立山連峰・薬膳料理魅力満喫コース」、「むぎや節と海の幸・山の幸を堪能コース」、「海の幸・山の幸と釣り体験たっぷりコース」の3コース。参加者募集中!
●「富山魅力体験モニターツアー」参加者募集
立山連峰や黒部峡谷などの雄大な自然、富山湾の四季折々の魚介、名水が育んだコシヒカリ・・・・。富山県では、魅力たっぷりの富山を県外に広く紹介することで富山に気軽に遊びに来てもらい、ゆっくり滞在してもらうなど、交流人口の拡大と定住の促進を目指して、今年度から「ときどき富山県民」推進事業を展開している。
今夏、三大都市圏に住む県出身者、県にゆかりのある方(40〜60代を中心にした男女、1,500人)に実施した「富山県での定住、半定住に関する意向調査(アンケート)」に続き、10月には首都圏在住者向けに「富山魅力体験モニターツアー」を近畿日本ツーリストと連携して実施する。
モニターツアーは、「こしのくに音楽祭・立山連峰・薬膳料理魅力満喫コース」、「むぎや節と海の幸・山の幸を堪能コース」、「海の幸・山の幸と釣り体験たっぷりコース」の3コース。各コース20名の募集で、添乗員が全コースに同行する。旅行代金は宿泊、食事代を含めて15,000〜20,000円。富山駅集合で、県内までの交通費は自己負担。いずれのコースも富山県国際健康プラザ「とやま健康パーク」での健康チェックとデータ管理による健康づくりを組み込んでいる点が大きな特徴で、薬のとやまから連想される健康と癒しのまちをアピールしたい考えだ。参加者にはツアーの感想や、富山での定住・半定住希望などのアンケートが実施される。
●砺波地方の散居村にある伝統古民家で民泊
コースを紹介しよう。「こしのくに音楽祭・立山連峰・薬膳料理魅力満喫コース」は10月1日(日)から3泊4日のツアー。“心と体の癒し”がテーマだ。今年初めて富山で開催される「こしのくに音楽祭」で海外一流演奏家の音色にふれたり、立山黒部アルペンルートで立山の雄大な自然を満喫できる。坂のまち美術館やおわら資料館などを見てまわる八尾の旅も楽しみ。宇奈月温泉では旅館の女将さんを囲んでのふれあい座談会、トロッコ列車に揺られての黒部峡谷探訪も盛り込まれている。
「むぎや節と海の幸・山の幸を堪能コース」は、10月9日(月)から2泊3日のツアーで、“生活体験”がテーマ。屋敷林に囲まれた家々が点在し、独特の農村風景を見せる砺波地方の散居村を訪問。吾妻建(あずまだち)の伝統古民家で宿泊できるのが魅力だ。このほか、五箇山報恩講料理の食文化体験、世界遺産・相倉合掌造り集落見学、五箇山むぎや体験などが企画されている。
“海と山の魅力体験”をテーマとするのが、「海の幸・山の幸と釣り体験たっぷりコース」。10月14日(土)から3泊4日のコースで、寒ブリ漁で全国に知られる氷見での釣り体験のほか、定置網やイベント「食都:氷見キトキトまつり」の見学といった企画が盛り込まれている。まつりでは、すり身作り、とうふ作り、そば打ちの体験教室も行われる。このほか、南砺市での種籾の見学、黒部市の名水散策、黒部峡谷探訪なども組まれている。
富山県知事政策室・地域振興班では、「今夏に実施した定住、半定住に関するアンケート、10月のモニターツアーからのデータを今後の『ときどき富山県民』推進事業に生かし、富山での定住、半定住へのきっかけづくりにつなげたい。8年後の北陸新幹線の開業によって富山と首都圏が2時間ほどで結ばれる。富山で生活しながら、東京で働くといった2つの拠点をもつマルチハビテーションの生活スタイルも可能となるだろう。富山の魅力を発信していきたい」と話している。
問い合わせ
●富山県知事政策室・地域振興班
TEL.076-444-3949
FAX.076-444-4561
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/