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2006年 4月 12日 [ トピックス ]

No.243-1:とやま起業未来塾、第2期生募集中!


 起業、新分野進出、地域づくりを目指す若者、女性、熟年者などを支援する「とやま起業未来塾」。県では、第2期生を募集している。2年目となる今年度は、起業家だけでなく、地域おこし・地域づくりのリーダーの養成にも力点が置かれている。

●起業家、地域づくりのリーダーを育成

 夢、情熱、志を持った創業者、世界に羽ばたく企業人の育成を目標に掲げ、昨年度に開設した「とやま起業未来塾」。県では、平成18年度・第2期生を募集している。

 とやま起業未来塾は、産業の活性化と地域おこしによる活力ある県づくりを進めるため、起業、新分野進出、地域づくりを目指す若者、女性、熟年者などに実践的な教育を行うもの。塾長の富山経済同友会代表幹事の中尾哲雄氏(インテック会長)、塾頭の日本ベンチャー学会理事の一柳良雄氏((株)一柳アソシエイツ代表取締役&CEO)ら、著名な経営者の指導・支援が受けられることが大きな魅力だ。起業に関する県単独の事業としては規模が大きく、全国でもユニークな取り組みとして注目されている。

 昨年度は、ものづくり、商業・サービス業、ITビジネス、コミュニティビジネスの各コース別に創業者育成課程と後継者・幹部候補生育成課程が設けられ、第1期生34名(うち女性10名)が修了している。3月の修了式同日には発表会が行われ、一次審査を通過した10名がビジネスプランを発表。建築主と住宅メーカーをつなぐ仲介業や、客室乗務員経験者を企業などに派遣する人材派遣業や廃食油の燃料化など、今後の起業プランが紹介され、最優秀賞などが選ばれた。

 未来塾第1期生のうち、16名が1年以内に起業または経営革新を予定しており、関係者は将来県の発展を担う企業に育つことを期待している。


●塾生、講師らと構築する人的ネットワークが財産に

 第2期では、昨年度のコースを再編。創業予定者・創業後1年以内の方を対象とする「創業支援コース」、企業の後継者・幹部候補生などを対象とする「経営革新コース」、地方自治体・商工団体・まちづくり機関・NPO職員などを対象とする「地域づくりリーダー養成コース」の3コースが設定され、計25名ほどの募集となっている。起業家だけでなく、地域おこし・地域づくりの中核的なリーダーの養成にも力点を置いている点が大きな特徴だ。また、創業支援コースでは、ベンチャー、SOHO、コミュニティビジネスの3つのグループに分けられていることも特筆すべき点。

 受講期間は6月〜12月までの7カ月間で、講義は土曜日の午後1時30分〜6時、富山市高田にある(財)富山県新世紀産業機構で行われる(受講料は3万円)。

 塾生希望者は申込用紙(http://www.tonio.or.jp/mirai/からダウンロード可能)に必要事項を記入し、4月26日(水)までに (財)富山県新世紀産業機構へ申し込みを。申込書による書類審査、塾長・塾頭らによる面接を経て、塾生が決定される。

 富山県経営支援課では「専門的な知識を持った講師陣による実務的・実践的な講座によって、塾生それぞれのビジネスプラン、地域づくり計画などを指導・支援します。月1回の個別指導をはじめ、プラン検討会・審査会などによって、スキルアップが図られます。第1期生からは、人的ネットワーク、仲間が得られたことも大きな収穫だったという声も多く聞かれます。県では、助成・融資制度などを使って塾の修了生を積極的に支援していきます。県内で起業を考えている方はどしどし応募ください」と話している。




問い合わせ
●(財)富山県新世紀産業機構 とやま起業未来塾事務局
TEL.076-444-5601
FAX.076-444-5642
http://www.tonio.or.jp/

●富山県商工労働部経営支援課
TEL.076-444-3252
FAX.076-444-4402
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1300/

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