●健康について学び、体験し、楽しく健康づくりに取り組める

　平成11年7月にオープンし、今年で開館5周年を迎えた「とやま健康パーク」は、“健康づくりと癒しの空間”として、大人から子どもまで、健康について学び、体験し、楽しく健康づくりに取り組める、全国でもユニークな施設だ。
　同パークは、気功やアーユルヴェーダ(インド伝統医学）など国内外の伝統医学の有効性を科学的に評価し、健康づくりに活用する研究を行う「国際伝統医学センター」、健康づくりの大切さや健康的な生活習慣を身につけることの重要性を楽しく学べる「生命科学館」(写真上)、楽しく健康づくりが実践できる「健康スタジアム」、全長1kmのトリムコースをもつ「屋外健康づくり施設」の4つの施設で構成されている。
　利用者数が最も多い「健康スタジアム」は、トレーニングゾーンや、プールゾーン(写真下)、圧注浴・ミストサウナなど10種類の浴槽が楽しめるバーデゾーン、香りに満ちた空間の中で心を癒す瞑想室などを備えたリラックスゾーンの4つのゾーンからなる。一日ゆったりとフリーで利用できるが、健康度や体力を測定し、そのデータを基に一人ひとりの健康状態に応じて、日ごろからどのような食事や運動、休養をとればよいのかを医師と専門スタッフがアドバイスし、専用プラグラムを提供する「生活習慣改善コース」(13週間のコース)など、同パークならではのプログラムもお勧めしたい。


●夏の企画展示『環境と健康〜水のめぐみ』

　生命科学館では、8月22日(日)まで『環境と健康〜水のめぐみ』と題した夏の企画展示が開催されている。「富山は水王国」、「水は生命の源」、「人間は歩く水！？」、「水環境を守ろう」をテーマとしたパネル展示をはじめ、水の気化熱による体温低下実験や、富山県の名水のおいしさテストなど公開実験も行われる。「富山は水王国」のパネルでは、昭和60年3月、環境庁(現・環境省)選定の「全国名水百選」に選ばれた県内4カ所＜黒部川扇状地湧水群、穴の谷 (あなんたん)の霊水、立山玉殿湧水(たまどののゆうすい)、瓜裂の清水(うりわりのしょうず)＞を紹介。富山を、きれいで豊かな水に恵まれた正に水王国と実感できる解説が施されている。「人間は歩く水！？」では、体重60kgの男性が、39リットルの水を体内に抱えていることを紹介。1.5リットルのペットボトルにして26本分の水が体内にあることに誰もが驚くだろう。
　なお、生命科学館の親子チケット(ペア)を3名様にプレゼントします。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「とやま健康パーク」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。締切りは8月15日(日)。（発表は発送をもって代えさせていただきます。）




問い合わせ
●とやま健康パーク
TEL.076-428-0809
FAX.076-428-0831
plaza@toyama-pref-ihc.or.jp
http://www.toyama-pref-ihc.or.jp