No.173-2:こども芸術家たちの挑戦−「トライ・アート2005」と「子どもたちの墨画」

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No.173-2:こども芸術家たちの挑戦−「トライ・アート2005」と「子どもたちの墨画」

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2004年 12月 8日 [ トピックス ]

No.173-2:こども芸術家たちの挑戦−「トライ・アート2005」と「子どもたちの墨画」

●時間も空間も自由に行き来する「トライ・アート2005　時空フリーダム」

　富山の2つの美術館で、子どもたちの芸術への挑戦を取り上げる。こどもたちが描く大人にはない感性の世界を、ぜひ家族連れでご覧いただきたい。
　近代美術館では12月18日(土)〜2月6日(日)、「トライ・アート2005　時空フリーダム」が開催。「トライ・アート」とは、美術と子どもたちをつなぐ参加型の企画展として、富山県内の学校と近代美術館が共同で開催する展覧会のこと。毎年恒例となっており、子どもたちが学校や地域で制作した作品やさまざまな美術作品を展示し、作家とともに取り組むワークショップを併せて開催する。
　今回のテーマは、「時空フリーダム」。美術館は9つの小・中・養護学校からの夢あふれる作品でいっぱいになる。大作、力作が勢揃いで、時間も空間も自由に行き来する、子どもたちの創造の世界を体験してほしい。
　会期中の併催イベントのうち、注目は版画家の井出創太郎さんとのワークショップ。「時間をうつすキューブ」をテーマに銅の板と葉っぱと石こうを使って創作するが、何ができるかはお楽しみ。開催日は1月8日(土)、9日(日)の両日とも午後1時30分〜4時で、定員25名。事前に美術館へ電話で申し込んでほしい。（2日連続での参加となります。）
　また併せて、美術館で所蔵する、時間や空間を自由に旅するような不思議な作品を展示する2つのコーナー「時空の森にまよいこむ」と「未来へおくるカタチ」も設置されるほか、世界のアニメーション上映などたくさんの行事もあるので、家族で楽しめる。
　観覧料は、一般300円、高・大学生200円、小・中学生150円。

●こども芸術家が挑んだ初めての水墨画展「子どもたちの墨画」

　水墨美術館では平成17年1月5日（水）〜2月6日（日）に『「子どもたちの墨画」〜水墨画ワークショップの作品から〜』が開催される。これは、去る7 月26日に同館で実施した水墨画ワークショップ「○△□何でも描いてみよう」で、幼児から中学生までの子どもたちが描いた作品を展示するもの。子どもたちが、初めての水墨画にも憶することなく、のびのびと自由奔放に描いた作品の数々をご覧いただきたい。
　併せて、同館の収蔵作品が「墨で描かれた風景」コーナーとして展示される。墨で描かれた様々な動物の姿を紹介するので、併せて楽しんでほしい。
　観覧料は無料だが、常設展を観覧する場合は一般200円、高校・大学生160円、小・中学生100円。
　また、水墨美術館の敷地内には、日本の数寄屋建築の第一人者であった県小矢部市出身の中村外二棟梁が最晩年に手掛けた茶室「墨光庵」がある。作品鑑賞の後は、ここで庭園を眺めながら一服のお茶と茶菓子を楽しんでほしい。
　※どちらの美術館も、土曜日、日曜日、祝日の児童・生徒の観覧、及び学校教育、社会教育活動の児童・生徒および引率者の観覧は無料です。