●250品種のチューリップを検索できるシステム

　富山県食料政策課は、県産チューリップのＰＲと消費拡大につなげようと、ホームページ「チューリップ王国とやま」http://tulip.agri.pref.toyama.jp/を開設した。
　県内のチューリップ球根は、栽培面積、生産量ともに日本一（平成15年度／栽培面積166ha、3,350万球）で、県を代表する特産品となっている。県では、約2,000品種余りの遺伝資源を活かし、これまでに26もの富山オリジナルの品種を育成しており、栽培、品種などについて、90年近い球根生産の歴史によって培われた幅広い情報を持っている。ホームページでは、こうした富山ならではの情報を発信し、県産チューリップの魅力を伝える。
　ホームページの大きな特徴は、花色や一重咲き、ユリ咲きなどのキーワードから品種を検索できるシステムを持つことだ。検索すると、県花卉球根農業協同組合が販売するチューリップ約330品種のうち、250品種それぞれの名前や花の色、開花時期、花型、発表年などの情報を美しい写真とともに確認することができる。チューリップの品種に関してこれだけの情報量を掲載するサイトは、国内では初めてのものだ。


●チューリップの栽培に役立つ情報も掲載

　ホームページでは、県内の球根生産の歴史や産地、四季の作業、富山生まれのオリジナルチューリップ(県育成・民間育成)、切花の産地、こだわりの栽培法など、チューリップの情報も満載されている。
　富山生まれのオリジナルチューリップとして県内で一番の生産量を誇る「黄小町(きこまち)」、白色に桃色の覆輪(2色)咲きの「初桜(はつざくら)」、濃赤紫のユリ咲き品種の「夢の紫」など、県が育成した26品種の特性などを紹介。民間の生産者が育成した品種では、「春のかざぐるま」、「紅美人」など代表品種が生産者とともに掲載されている。
　このほか、チューリップの基礎知識やＱ＆Ａ、楽しみ方(基本編・応用編)、チューリップの植物画などのコンテンツも並ぶ。球根の保管場所や植え付け時期、水管理など、基本的な栽培方法から、クリスマスやバレンタインデー、卒業式の時期に合わせて開花させる低温処理の方法までわかりやすく説明されているので活用したい。
　富山では、県内最大の花のイベント「2005となみチューリップフェア」が、砺波チューリップ公園で開催中(5月5日(木・祝)まで)。450品種、 100万本のチューリップが咲き競い、まさに春爛漫といった雰囲気だ。園内でチューリップを観賞し印象に残った品種、気に入った花についてホームページで調べ、富山の旅の思い出やチューリップの話題について花を咲かせるのもいいだろう。
＜チューリップ関連グッズプレゼント＞
１．「2005となみチューリップフェア入場チケット」をペアで3名様に
　→　締め切り2005年4月28日（木）正午まで
２．「チューリップバスソープ（チューリップの香り。海洋深層水入り）」と
２．「チューリップ染め木綿レースハンカチ（42cm×42cm）」のセットを5名様に
　→　締め切り2005年5月1日（日）まで
電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「チューリップフェアチケット」もしくは「チューリップソープとハンカチ」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。（発表は発送をもって代えさせていただきます。チューリップフェアチケットについては4月28日（木）中に発送いたします。）




問い合わせ

●富山県農林水産部食料政策課
TEL.076-444-3284
FAX.076-444-4410
http://tulip.agri.pref.toyama.jp/

●富山県商工労働部経営支援課
TEL.076-444-3252
FAX.076-444-4402
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1300/