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2005年 11月 22日 [ 特産品 ]
No.223-2:富山の特産品から新商品登場! プレゼントも!
海から野から、特産品開発の話題を紹介。北陸特産の黒作りの技術を使った「イカ墨チューブ」は、イカ墨をからし用チューブに入れたアイデア商品。スパゲティーやカレーなどの料理に手軽に使える。散居村で知られる砺波市からは、「大門蕎麦」誕生のニュース。手作業で束ねて1週間かけてじっくり乾かすなど、大門素麺の製法の一部を取り入れている点が特徴だ。
●「イカ墨チューブ」を使って家庭で手軽にイカ墨の料理を
海から野から、特産品開発の話題が届いた。まず富山湾岸の滑川市から北陸特産の黒作りの技術を使った「イカ墨チューブ」の話題を紹介しよう。水産加工会社「ほたるいかの水井」が開発したイカ墨チューブは、富山湾で水揚げされたばかりの新鮮なイカの内臓から墨の入った袋を取り出し、機械を使ってミキシングしペースト状にして、塩、酒を加えてチューブに入れた家庭用食材。ミキシングの具合、熟成加減など、黒作りを長年生産している同社ならではの技術が生かされている。ちなみに黒作りとは塩辛の一種で、イカの肝と墨を発酵・熟成させ、塩漬けした細切りのイカと混ぜ合わせて作る。独特の風味とコクで酒の肴、ご飯のおかずにもってこいだ。
同社には以前から「黒作りで残ったイカ墨でスパゲティーをつくるとおいしい」、「イカ墨だけ販売してほしい」といった声が寄せられていたこともあり、開発に乗り出した。イカ墨をからし用のチューブに入れて、家庭でも使いやすいように工夫した点もポイントだ。同社では「スパゲティーやカレー、ピザ、パン、リゾットなどの料理に気軽にお使いください。イカ墨料理が全国に広まればうれしいですね」と話している。イカ墨チューブは1個40g入りで420円。北陸自動車道の県内サービスエリアや富山駅、東京・有楽町のいきいき富山館などで販売している。
なお、ほたるいかの水井から「イカ墨チューブ」を2名様に3本ずつプレゼント。電子メールに、郵便番号・住所・氏名・電話番号、記事を読んでのご感想をご記入のうえ、表題を「イカ墨チューブ」と明記してkoho1@pref.toyama.lg.jpへお送りください。<11月27日(日) 締切り。発表は発送をもって代えさせていただきます。>
●1週間かけてじっくり乾かす
散居村で知られる砺波市からは「おおかど大門蕎麦」誕生のニュース。この地方では、10月から3月まで、「おおかど大門素麺」が作られているが、その製法を商品開発に生かし、となみ野農業協同組合大門素麺事業部が南砺市の製粉会社と共同で大門蕎麦を開発した。
大門蕎麦は、そばの実の香りのよい甘皮を多く含んだそば粉と小麦粉を使い、風味豊かで歯触りのよい干しそばとして仕上げられている。手作業で束ねて1週間かけてじっくり乾かすなど、大門素麺の製法の一部を取り入れている点が特徴。パッケージは、大門素麺と同じように古風なデザインが印象的。封を切ると、美しくたたまれた干しそばがあらわれる。茹でる前に折り目に沿って半分に割るのが、調理のポイントだ。
一方、大門素麺はこしの強い手延べ素麺で、細くて長い麺をまるまげ状に丸めてあることから「島田素麺」、「まるまげ素麺」とも呼ばれている。砺波地区の生産者20人が年65万個を生産しているが、需要の9割以上が夏場で、大門蕎麦とのセット販売によって年間を通して食べてもらうきっかけにつながると期待されている。
事業部では、「県内スーパー、百貨店などで販売しており、お歳暮ギフトとしてご活用ください。今後、大門うどんの開発も考えています。将来的には<素麺、蕎麦、うどん>の組合せ商品の全国発売も検討しています。ご期待ください」と話す。
問い合わせ
●ほたるいかの水井
TEL.076-475-5496
FAX.076-475-8727
http://www.hotaruika.jp/
●となみ野農業協同組合 大門素麺事業部
TEL.0120-234-803/0763-32-6048
FAX.0763-32-8730
http://www.ja-tonamino.or.jp/